暑さが近づいてくると、冷蔵庫で氷を作り始めるご家庭も多くなりますね。
自動製氷機は水を入れておくだけで、自動に氷ができるのでとても便利です。
重宝する製氷機ですが、お手入れしていますか?
冷蔵庫の中で見えない場所を水が通って氷を作る製氷機ですが、
お手入れをしないと雑菌やカビが繁殖していく場所です。
製氷機の使い始めるときや使い終わり、そして使用中でも定期的な掃除が必要ですよ。
ここでは、冷蔵庫の製氷機の掃除方法と掃除の頻度などを紹介しますね。
冷蔵庫の製氷機は、どのくらいの頻度で掃除したらいいの?
冬にはあまり出番がありませんが、暑さを感じ始めると冷蔵庫の製氷機が活躍します。
実は定期的に掃除する必要があるんですよ。
長期間使用してなかったとき
製氷機を使用したまま長期間放置していると、
水分が残っていて雑菌やカビが繁殖しやすい環境です。
長期間使用してなかったら必ず掃除しますよ。
給水タンクの掃除は週に1度
万が一カビが発生しても、定期的な掃除をすることで繁殖することを予防できます。
掃除をすることで、パイプなど製氷機内部にもカビが発生しにくくなります。
1週間に1回、時間がない方は2週間に1回は掃除しましょう。
製氷皿が取り外せるときは年1~2回掃除
製氷皿が取り外せるなら、1年に1~2回掃除するのが理想です。
ご使用の冷蔵庫の取扱説明書をよく確認してくださいね。
浄水フィルターは3年を目安に交換
給水タンクの掃除のときに週に1回、水洗いをしてください。
機種によって違いますが、
一定期間使用したら新しいのに交換した方がいいと言われています。
ご使用の冷蔵庫の取扱説明書には、
浄水フィルターの交換目安などが書いてあるはずなので確認してください。
製氷機を掃除した方がいい理由とは
意外に思われるかもしれませんが、カビ菌は10℃以下の環境でも繁殖すると言われています。
製氷機で作った氷から臭いがすることがあったら、ほとんどの場合、
水ではなく製氷機に問題があります。
久しぶりの使用の時はもちろん、使用中も定期的に掃除は必要なんです。
自動製氷機がついている冷蔵庫には、給水タンクと製氷皿、貯氷タンクがあります。
この中で給水タンクは冷蔵庫内にあって、
水垢で汚れやすくてカビが最も繁殖しやすい環境です。
水道水は塩素で殺菌されているので、雑菌やカビが発生する心配はありません。
でも、永遠に発生しない訳ではなくて、時間が経てば塩素の濃度は薄くなっていって、
殺菌作用が弱まっていきます。
古い水を入れたままだったり、
掃除しないで放置していると殺菌やカビが発生しやすくなるんです。
水を貯めている貯水タンクは一番汚れやすい場所なんですね。
他の製氷皿と貯氷タンクは、冷凍庫の中にあるから大丈夫!と思うのは間違いです!
給水タンクの汚れやぬめりに気づいた頃には、
給水タンクから製氷皿を通り貯氷タンクまで水が流れて製氷しています。
汚れや雑菌が貯氷タンクにまで広がっています。
この3つのアイテムは、掃除する必要がありますね!
製氷機を掃除する方法は?
製氷機の掃除は、こまめに掃除できる場合なら水洗い程度で大丈夫なんです。
初めて洗う場合や、使用期間が空いていたり、汚れが気になる場合は、
食器用洗剤とスポンジを用意してください。
給水タンクの中の汚れを柔らかいスポンジで洗いましょう。
除菌タイプの食器用洗剤を使うとカビが落としやすくなります。
掃除する前に、必ず冷蔵庫の説明書を読みましょう。
お手入れの注意点は要チェックですよ。
製氷機の掃除に最適なものはクエン酸です。
クエン酸は、殺菌・消臭効果があって、水垢や石鹸カス、
カルキなどアルカリ性の汚れに効果があります。
掃除方法①クエン酸
給水タンクを冷蔵庫から取り出します。
取り外せるパーツは全て取り外して、タンク部分をスポンジで水洗いしましょう。
目に見える汚れがあったら、食器用洗剤を使って落とします。
浄水フィルターは水垢がついていることが多いので、流水で洗い流します。
細かいパーツはクエン酸に浸けておくと、見えない部分の汚れも落とすことができます。
全てのパーツを洗い終わったら、乾燥させてから冷蔵庫に戻すだけです。
掃除方法②自動製氷機の洗浄剤を使う
この洗浄剤の主な成分は色がついたクエン酸です。
使用前に必ず洗浄剤の注意事項などを読みましょう。
洗浄剤を混ぜた水を製氷機用のタンクに入れて普通に製氷します。
色がついた氷が貯氷タンクに出てきたら、貯水タンクから内部を通ってきた印ですね。
氷が透明になるまで繰り返します。
クリーナーの主成分であるクエン酸がタンク内やパイプなどをキレイにしてくれます。
自分で掃除できないパイプ部分もキレイにしてくれるので有り難いですね。
100均でも販売している洗浄剤は、セットするだけなのでとても楽です。
利用しない手はありません!
製氷機を掃除する回数は月に何回?
製氷機の使用中でもカビや汚れを防ぐようにしましょう。
週に1回は給水タンクの掃除
水を入れるたびに給水タンクを軽くゆすいでおけば、汚れはひどくなることはありません。
軽くすすぐ習慣を身につけましょう。
氷が必要ない時期になったら、クエン酸や洗浄剤を使用して中をキレイにします。
乾かしてから冷蔵庫内に戻すと汚れる心配もありませんね。
水は水道水を入れる
給水タンクには水道水以外は使用しないようにしましょう。
ミネラルウォーターは水道水のように塩素消毒されていなくて、雑菌が繁殖しやすくなります。
基本的に製氷機で使用する水は、水道水の利用がすすめられていますよ。
水道水以外で氷を作りたいときは、自動製氷機は使わず、
別に用意した製氷皿を冷凍庫に入れて作りましょう。
使わない氷は定期的に入れ替えておく
氷自体腐るものではありませんが、使用している水に含まれている不純物が腐る可能性があります。
作った氷は長期間放置しないようにして、新しい氷と入れ替えましょう。
製氷機を掃除してキレイな氷を
先程も書きましたが、カビ菌は10℃以下の環境でも繁殖すると言われていて、
冷蔵庫の中でもカビの細菌は死滅しません。
製氷機や給水タンクの掃除をしないまま使っていると、万が一カビが発生してしまったら、
そのカビが入った氷を使用することになってしまいます。
こんな状態を防ぐためにも、製氷機を定期的に掃除してキレイな状態を保つことが大切です。
フィルターのチェック
フィルターは、基本的に水洗いで大丈夫ですが、
万が一カビが発生してしまったら除去が難しいです。
また、フィルターの中には活性炭が入っているため、
外側の不織布が濡れると中の活性炭が透けて見えることがあります。
掃除していても黒い汚れや、ぬめりなどが取れない場合は、
カビや雑菌が繁殖している可能性がありますよ。
交換時期は製品によって違いますが、時期の目安に関係なく取り替えることをおすすめします。
まとめ
製氷機で作った氷から臭いがしたり汚れがあったら、掃除しなきゃ!と分かりますが、
目に見えないとなかなか掃除の必要性を感じられないかもしれません。
でもこの氷は私達の口の中に入るものです。
冷蔵庫内でもカビ菌は死滅しないで、給水タンクに生えやすい。
と、覚えておいて、定期的に掃除して家族に安心できる氷を作りましょう!
掃除自体面倒くさいと感じる方は、思い切って自動製氷機を使わずに、
製氷皿で作ることをおすすめします。
100均にはいろんな大きさや形のものがあって掃除も楽になりますよ。
コメント