冬はやっぱり「おでん」と思っている人が多いですよね。
特にサラリーマンが仕事帰りにおでんで屋で一杯楽しむという、
光景は一日の疲れを癒やしてくれるものでもあるんですね!
このように、安くて楽しめる「おでん」は食べ方も様々のようです。
おでんの意外な食べ方として、冬よりも少し冷まし気味にして、
涼しい部屋で食べると意外においしいんですね!
この「おでん」という名前の語源や由来はどこから来たのでしょうか?
冬でも夏でも人気の高い食材ですが、
この「おでん」という名前についていろいろ調べて見ました。
このサイトでは、「おでんの名前の語源と由来は?関西・関東の呼び名の違いは?
と題してお話していきます。
おでんの名前の語源と由来は?
「おでんの語源が北欧神話の主神オーディンであり、それが串刺しの形状と全てを貫くオーディンの槍との連想によることはつとに知られるが、槍の名が大根や練り物など多くの具を鍋で煮る「群具煮る」に因んでいることはあまり知られていない」
— 麻野嘉史/愚々 (@namak) October 14, 2017
「おでん」は田楽の田にていねい語としておをつけたもので、
「御田」からきたものなんですね。
おでんの由来と歴史を調べてみると、
お田は豆腐から来たものということが分かりました。
おでんの名前の由来は
「おでん」の名前は、串に刺して焼いた豆腐の「田楽(でんがく)」に由来します。
「おでん」は「田楽」を意味する女房言葉だそうです。
「おでん」の「でん」は豆腐のことなんですね。
分かりやすく言えば、
女房言葉とは、室町時代から宮中に仕える女房が使い始めた言葉のようです。
田楽豆腐は平安時代からあったそうで、昔は豆腐を串に刺し、
塩をふって焼くというごくシンプルなものでした。
室町時代には「すり鉢」が登場し、
みそをすって塗り焼いたものを食べるようになりました。
しかしまだ今のおでんとは程遠いものでした。
江戸時代に入りようやく煮込むおでんが登場します。
しかしまだ汁には味がなく、甘みそをつけて食べていました。
コンニャクも登場するようになり、そのヘルシーさから人気が出たのです。
味もしょうゆ味になりました。だんだんおいしくなって来たのです。
おでんの呼び名・関西・関東はなぜ違うの?
関東では「関東炊き」・関西では「おでん」と呼ばれていますがなぜそのように呼ばれるのでしょうか?
また、関東と関西ではだしの作り方も違うので味もかなり違いがありますよ。
・関東は濃いめでじっくり煮込む。
昆布や鰹節のほかに、濃い口しょうゆ・みりんや砂糖・お酒などで味付けします。
・関西は薄味であっさり味です。
薄口しょうゆ・塩で味付けし、あっさりと軽く煮込みます。
<具材>
・関東
練り物が多く、ちくわぶやはんぺん・練り物のはんぺん・ゴボウ巻きなどが多いです。
・関西
たこ足や牛すじ肉やクジラなども使われます。
おでんの種類と人気の具材
<関東>
だいこん・たまご・ちくわ・こんにゃく・はんぺん
<関西>
だいこん・たまご・こんにゃく・牛すじ串・厚揚げ
関東炊きとは?
関東炊きは名前は関東ですがその味付けは全く違います。
味付けは関西風にしていますが、
関東から来たので関東炊きと呼ばれています。
また具材も関東のものとは大幅に違い、
独自の味付けと具材で作り出したものと言えます。
まさに所変われば品変わるを地で行っているように思えます。
関東・関西のおでんの味の違いは
関東、関西のおでんの味の違いは、
だしの作り方が違うので味も変わるんですね。
それぞれの味の違いの特徴をお伝えします。
関東の味は、
かつおだしに、濃い口しょうゆと砂糖で甘めに、
関西の味は、
昆布だしと甘みそで薄味に、
というふうにそれぞれ分かれていきます。
明治時代に入るとしょうゆで煮込んだ江戸風味のおでんが全国に広まっていきます。
田楽は「おでん」のもとの形というものです。
串にしたものを田楽と言います。
おでんは関東でも関西でも煮込んだものを「おでん」と言います。
田楽とは区別しているようですね。
おでんの意味と歴史
おでんのルーツは田楽ということですが、
おでんと田楽は全く別物だと思っていました。
私だけでなくそう思っている方が他にもいますよね。
家でも冬で田楽を作り楽しむ家は多いですね。
作る方法は、木綿豆腐やこんにゃく(黒いほう)、
白は刺身コンニャクにして食します。
ユズみそや木の芽みそなどをつけて食べると
一層美味しくなります。
奈良・平安・鎌倉時代のおでんについて
おでんのルーツは、拍子木の形に切った豆腐
に竹串を打って焼いたものを食べていました。
(※これは木綿ではないかと思います。絹では相当水切りをしないといけないので。)
このころは何もつけずに食べていたのが一般的なようです。
豆腐そのものの自然の味という感じがしますね。
豆腐は、奈良時代に中国から渡来したもので、
最初は神社の奉納の御供物として奉納されていました。
室町・安土桃山時代のおでんについて
このころから、みそ付きの田楽豆腐が広まりだしたようです。
最初は辛口みそだったようです。
江戸時代に入ると、田楽の種類も増え、
ナス、サトイモ、コンニャク、魚などが登場するようになりました。
おでん・関東・関西の違いは
関西では、コンニャク田楽が広まりはじめ、
おでんのルーツとなっています。
関西では「おでん」と言えばコンニャク田楽をさし、
「煮込みおでん」は、関東炊きの名で別物として広まっていきました。
おでんにつきものの熱燗ですが、
元は江戸の行商人の振り売りから来たもののようです。
これが屋台のルーツと言われています。
せっかちな江戸っ子らしいですね。
持ち歩いている商品の名を大声で呼びながら売り歩くこと。
煮込みおでんになったわけ
関東では「煮込みおでん」が人気ですが、
煮込みおでんはどうしてできたのでしょうか?
一つには、千葉県の野田や銚子、
などで作られている醤油がもとになっているという説です。
もう一つは、煮込みではなく、串にさしたコンニャクや豆腐などを、
湯鍋にひたし、甘みそや辛みそをつけて食べていたという説があります。
明治・大正以降には、
汁気の少ないおでんが明治以降汁気のたっぷりのおでんに進化し
「おでん」・「関東炊き」・「田楽」と3つに分かれたました。
戦前の時代は、おでんは家庭料理ではなかったのですが、
戦後家庭料理として広まったんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お役に立ちましたか?
私のところは子供もいるので、どちらかと言えば薄味です。
具も練り物は少なく、ダイコンやこんにゃくが主です。
はんぺんは大好きなので必ず入れます。子どもは煮卵が好きです。
牛すじも好きですが、関東はあまり数がなく残念です。
関東、関西好きなものを入れて作っています。
これからの季節欠かせない食べ物ですね!
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