ザラザラした汚れや黄ばみを見つけたら、すぐ掃除しないと落としにくくなりますよね!
もし、ザラザラを見つけたら早い段階で、掃除すれば簡単に落とせます。
中でもクエン酸はトイレ掃除の相性にバッチリです。
ほかの場所の掃除でクエン酸や重曹などを使っていたら、
トイレにも使用しましょう。
便器はトイレ用洗剤を使って掃除していると思いますが、
便座はササッと済ませると後で臭いやザラザラが取り難くなるので気をつけましょう。
カバーなどを使用しないで直接座るご家庭では、便座の汚れにもなります。
便座の使い方に気をつけましょう。
この記事では、
・黄ばみや皮脂の落とし方
・便座の裏側と表側の掃除の仕方
などを分かりやすく説明します。
トイレの便座に着いたザラザラが思うように落ちなくて困っている方には、
役立つと思うので、是非参考にしてくださいね。
トイレの便座についたザラザラの落とし方は?
ザラザラした汚れは、「尿石」なんですね。
尿石は、尿に含まれているカルシウムなどの成分が固まって、結晶化して黄ばんでいきます。
便座の溝(つなぎ目)部分や裏側には、はねた尿などがついて、
黄ばみ蓄積されると結晶して頑固な塊となってザラザラしてきます。
汚れの性質はアルカリ性です。
このザラザラした汚れを落とし方について以下を参考にしてくださいね。
尿石の汚れの落とし方
尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤のクエン酸を使用すると汚れが落ちます。
◆クエン酸水スプレーの作り方。
①:スプレーボトルに水100mlとクエン酸小さじ1/2を混ぜてよく溶かします。
②:クエン酸水を吹きかけて、2~3分放置したあと拭き取りましょう。
上記の方法で尿石が落ちない場合は、以下の方法をおすすめします。
頑固にこびりついてとれないザラザラした尿石には
頑固にこびりついた尿石が取れないことがあるかもしれません。
最終手段として、「耐水ペーパー」という紙やすりを試してみましょう。
普通の紙やすりみたいな粗さがなく、
水に濡らして使用することで、摩擦抵抗を抑えて磨けるのが特徴です。
必ず耐水ペーパーを水に浸してくださいね。
浸して濡れた耐水ペーパーで、ザラザラした部分を擦ります。
強く力を入れずに、軽く擦るだけで大丈夫ですよ。
擦り終わったら布で拭き取って終了です。
便座の黄ばみや皮脂の落とし方は
便座表側の黄ばみの主な原因は「皮脂汚れ」です。
便座裏側の黄ばみは「尿石」です。
汚れの性質が違うので、使用する洗剤も変わってきますよ。
皮脂汚れ
便座に座ったときに肌が触れている部分は、皮脂汚れがついて黄ばんでいきます。
特に便座後面はお尻が触れる部分なので、長年の皮脂汚れの可能性があります。
便座前面の汚れは、尿石で汚れている可能性もあります。
皮脂汚れの性質は酸性です。
皮脂汚れによる黄ばみの掃除
最初はクエン酸水で掃除して、尿石などの汚れを落とします。
皮脂汚れは酸性の汚れなので、弱アルカリ性の重曹で試してみましょう。
重曹スプレーを作ります。
スプレーボトルにぬるま湯(30~40度)100mlと、
重曹小さじ1を混ぜてよく溶かします。
重曹スプレーを汚れに吹きかけて拭き取りましょう。
頑固な黄ばみには
長年の積み重なった汚れは、頑固な汚れになって落としにくくなっています。
クエン酸や重曹を使用した掃除でも落ちない黄ばみには、
「酸素系漂白剤」の出番です。
酸素系漂白剤はプラスチックとの相性もよくて洗浄力も高いので、
しつこい汚れも落とせるかもしれませんよ。
使用方法を守って、汚れている部分を拭き取ってみましょう。
しつこい汚れにはキッチンペーパーなどで浸け置きしてから拭き取ります。
塩素系漂白剤は便座の素材と洗浄力の相性が悪くて、
便座が傷む原因になるので使用しないようにしましょうね。
便座の裏側と表側、それぞれの掃除の仕方
便座には表側と裏側がありますが、それぞれ掃除方法が違います。
ここでは表側と裏側の掃除方法について説明していきます。
便座の表側の掃除方法
便座の表側は、アルカリ性の汚れ(尿石)には酸性洗剤であるクエン酸酸性の汚れ(皮脂汚れ)には、
弱アルカリ性の重曹で、掃除しましょう。
汚れの原因が分かりづらいこともあるので、クエン酸と重曹で掃除します。
便座表側にクエン酸水を吹きかけて、しばらく放置したあと拭き取ります。
そのあと、残っている汚れに、重曹をのせてスポンジで擦ります。
キレイに拭き取って、終了です。
便座の裏側の掃除方法
便座裏の掃除は、クエン酸水を全体に吹きかけて掃除します。
2~3分放置したあと拭き取って終了です。
液だれ防止のために、クエン酸水を含ませたトイレットペーパーや、
キッチンペーパーを貼り付けてもいいですね。
※女性は普段便座に座ってトイレを使用するので、
裏側は普段意識しない場所で汚れを見落としやすい場所です。
掃除するときの注意点
サンポールなどの強い酸性洗剤
最近いろんなところの汚れ落としに使われているサンポールですが、
サンポールなどの強い酸性洗剤を「便座」に使用するのはやめましょう。
便座の素材がプラスチック製の場合、素材を傷めてしまう可能性があります。
一回使用しただけでは分からないかもしれませんが、強い酸性洗剤を使い続けると、
素材を傷め続けて汚れが溜まりやすい状態にしてしまいますよ。
一緒に使用してはいけない洗剤
酸性洗剤と漂白剤は一緒に使用してはいけません。
一緒に使用してしまうと有毒ガスが発生してしまいとても危険です!
便座の溝の掃除
尿が入り込んだ便座の溝(つなぎ目)部分には、クエン酸で掃除するのが最適です。
クエン酸水をトイレットペーパーやキッチンペーパーなどに吹きかけて、
溝にしっかりと貼り付けます。
クエン酸水を充分含ませて貼り付けられたら、そのまま10~30分ほど放置しましょう。
クエン酸水で緩めた汚れを、歯ブラシで擦りだしながら拭いていきます。
溝を一周したら、布などできれいに拭き取って終了です。
便座裏のゴム部分の掃除
便座裏にあるクッションになっているゴム部分も、気づいたら変色している部分ですね。
マイナスドライバーを隙間に入れて浮かすように外します。
ゴムを外した内側も結構汚れているはずなので、拭いてキレイにしましょう。
ゴムは、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤に浸け置きします。
漂白剤の濃度は、お使いの漂白剤の使用方法を守ってくださいね。
ゴムがキレイになったら、洗い流して水分を拭き取り、元の場所にはめて終了です。
便座の掃除!おすすめの洗剤は
ナチュラルクリーニング
色々なトイレ用洗剤がありますが、
便座掃除にはクエン酸や重曹などで汚れを落とすことができます。
普段は今ご使用中の中性洗剤やトイレ用掃除シートなどを使用しながら、
しっかり汚れを落としたいとき用に、クエン酸、重曹を用意しましょう。
しっかり汚れを落としたら普段は掃除シートで日々の汚れを取って、
定期的にクエン酸などを用いて汚れを落としてくださいね。
手軽に始めたい方は、クエン酸や重曹を百均などで購入してみましょう。
粉末タイプや液体タイプが揃っています。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤といって思い浮かぶのはオキシクリーンです。
オキシクリーンは掃除用洗剤として欠かせなくなるほど人気になりましたね。
少量で試したい方は、百均や薬局などで小さいサイズを購入することができます。
衣料用漂白剤のワイドハイターEXも酸素系漂白剤ですね。
洗濯だけではなく、トイレ掃除にも役立ちます。
耐水ペーパー
耐水ペーパーは目が細かい(大きい数)を選びます。
水で濡らして使うことで、摩擦抵抗を抑えて磨けるのが特徴です。
ホームセンターなら店員さんに相談して購入することもできますが、
探せば百均でも取り扱っているそうです!
洗剤でどうしても落ちない時は耐水ペーパーの出番ですよ。
まとめ
トイレ掃除はこまめに掃除することを習慣化できれば、清潔さを保てる場所です。
でも、時間に追われている私達には、
掃除に割り当てられる時間が十分に取れないのが現実です。
汚れがひどくなってからの掃除は、時間も労力も奪われますよね。
普段は便利な掃除道具に頼り、
週1回はしっかり掃除できるように時間を作りましょう。
便器をブラシで擦る時間がないなら、置き型やスタンプ型の洗浄剤を利用しましょう。
便座裏や表、床などトイレ用の掃除シートでササッと拭くといった短時間で終わる掃除を
習慣化できれば、こびりついたり変色に悩まされることが減ると思いますよ!
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