恵方巻きとは、「節分の日に食べる太巻き」のことなんですね。
恵方巻きと太巻きは同一のものです。関西地方では、恵方巻きと巻き寿司も同じものです。
ただ、恵方巻きは節分に食べるということが、決定的に違いがあります。
恵方巻きは、節分の日用に作られる食べ物で、1本を全部食べように販売されます。
節分の日は家族全員のイベントなので、恵方巻について子供に聞かれることもあると思います。
聞かれても直ぐ明確にパッと答えられるように知識を身につけておきたいですね。
この記事では、
・恵方巻の食べ方と食べる方角
・歴史と意味
を子供に分かりやすく説明できる方法をまとめてみました。
皆さんの参考になれば幸いです。
恵方巻きの由来を子供に分かりやすく説明できる?
例えば、子供さんに恵方巻について聞かれた時は、
以下に挙げた例文で分かりやすく丁寧にお話しをしてみてはいかがでしょうか?
こんな感じで分かりやすく説明してあげてくださいね!
ポイントとしては、恵方巻きの意味と食べ方の、
ルールを中心に伝えることが大事だと思います。
小さな子供はちょっとした事でも直ぐに質問してくるので、
聞かれた方はホントに大変です( ;∀;) そんな時は慌てず答えていきましょう!
恵方巻の由来とは?
恵方巻きという呼ばれるようになった理由と何時から、
呼ばれるようになったのでしょうか?
ということですが、
1998年にセブンイレブンが「丸かぶり寿司 恵方巻き」という商品名で販売開始したのが始まりです!
これを機に全国的に広がり現在では節分の日の行事になっています。
恵方巻きとは遊女に始まったデマの話
恵方巻というデマの話は、
「恵方巻きについては、花街から始まり下品な意味が含まれた風習」という噂があります。
その理由は、花街に遊びに来るお客が遊女に「巻き寿司を丸かぶり」させて、
その様子を見て遊んでいたということが最初らしい。
という話ですが、この話は完全なデマの話です。
恵方巻きを食べる日はいつ?
恵方巻きを食べる日は、立春の前日「節分」に食べます。
節分とは季節の分かれ目のことです「立春、立夏、立秋、立冬の前日」などがあります。
昔は「立春が新年の始まり」ともいわれる大事な節目の日だったので、
その前日の節分は大切な日となっていました。
そのため他の節分よりも重要視されるようになり、
節分といえば立春の前日を指すようになりました。
最近は、立春の前日以外の節分にも注目されていて、
「5月に春の恵方巻き」「8月に夏の恵方巻き」「11月に秋の恵方巻き」を提供するところもあるようです。
恵方巻きの食べ方作法は?ルールってあるの?
節分に食べる恵方巻きは、何と言ってもそのユニークな食べ方ですよね。
まずは恵方巻の食べ方の一般的なルールを説明します。
太巻きをひとりにつき1本準備する
まず包丁などで恵方巻を切って短くして食べたりしないことです。
理由は、恵方巻は福を巻き込む巻き寿司なので、
縁が途切れたり、福が切れたりしないようするためです。
恵方を向く
その年の歳徳神(としとくじん)がいる方角で、何事も吉とされている恵方の事です。
願いごとをしながら、最後まで黙々と食べる
喋ると運が逃げてしまうので、食べ終わるまで喋らないようにします。
また、笑いながら、目を閉じて食べるという説もあります。
※笑いながら食べるというのはちょっと意味が良く理解できませんが( ;∀;)
家族全員が同じ方向で、黙って太巻きを食べる光景なんて想像するだけで可笑しいですね!
なんか滑稽な光景ですが、家族揃って成し遂げようと姿は凄いですね。
恵方巻きの呼び名はいろいろ
恵方巻きは他にもいろいろな呼び名があります。
1,「恵方巻」
恵方を向いて福を巻き込む巻き寿司を食べるので・・・
(豆まきの「まき」をもじっているという話もあります)
2,「恵方寿司」
恵方を向いて食べる寿司なので・・・
3,「丸かぶり寿司」
丸かぶりするので・・・
この他にも「開運巻き寿司」「招福巻」「幸福巻」など、
地域やお店によって様々な呼び名があるようです。
恵方巻きを食べる方角
恵方巻きは、恵方を向いて食べるのが良いと言われています。
恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん)のいる方角で、
その方角に向かって物事を行えば何事も吉と言われています。
恵方は、十干(じっかん)と言われる陰陽五行説があるそうです。
十干とは、陰陽五行説の「木・火・土・金・水」を、
兄(え)と弟(と)に分け、
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類にしたものなんだとか。
十干には、それぞれに数字や方角が割り当てられており、
それに基づき恵方も決められているようです。
※専門家ではないので、かなり分かりづらいですよね!
中でも決められている恵方は下記のとおりです。
・「西南西」(庚の方角⇒西南西微西/255度)
・「南南東」(丙の方角⇒南南東微南/165度)
・「北北西」(壬の方角⇒北北西微北/345度)
の四方で決まっています。
その四方と暦を構成する十干を組み合わせることで、
その年の恵方が決まります。
十干は10の周期で回る・・・難しいい話になるので割愛します。
見方は下記を参考に・・西暦の下一桁によって恵方が分かります。↓
・西暦の下一桁が1・3・6・8……南南東
・西暦の下一桁が2・7……北北西
・西暦の下一桁が4・9……東北東
上記の例で行けば、2023年だと、西暦の下一桁が(3)なので、恵方は南南東になります。
恵方巻の歴史とは?
恵方巻きは諸説いろいろありますが、古くは江戸時代に大阪で、
「幸運巻き寿司」を節分に食べる習慣から始まったと言われています。
恵方巻きという名前としての歴史は浅いんですね!
中でも恵方巻という名前は某コンビニが商品化したということです。
販売業者が頑張って販売促進をおこなったおかげで、
2000年の最初の頃はあまり認知されていなかった恵方巻きが、
2009年には広く知られるようになり、今日の激しい販売競争に繋がっています。。
まとめ
子供向に恵方巻きの事を分かりやすく説明するのはなかな難しいかもしれません。
もし予想外のことを聞かれて、本当に分からず困った場合は、
慌てず「ママも知らないので、いっしょに調べよう」と言ったらどうでしょうか?
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