高温多湿で水気や汚れが多いお風呂。
汚れが溜まってカビやすい場所だからちゃんと掃除しているつもりなんだけど…
と汚れた浴室を見て悩まれている方も多いはずです。
浴槽と床、壁も掃除しているつもり…では天井はどうでしょうか。
そんなに頻繁にはできない場所ですよね。
手が届きにくくて、面倒でつい後回ししてしまいがちです。
天井は、月に1回は掃除したほうがいいと言われています。
ここでは、「お風呂の天井掃除の頻度」とその「ポイント!」についてお伝えします!
お風呂の天井を掃除する頻度はどれくらい?
定期的に浴槽や床などを掃除していても、またカビ?と悩む方もいるかもしれません。
もしかしたら天井に繁殖したカビが原因かもしれませんよ。
定期的に天井を掃除できていないなら、そこでのカビの繁殖を疑ってみましょう。
使用後の浴室は、高温多湿の状態で水分も残っています。
湿気がこもりやすいので、天井にも水滴がつきます。
手が届きにくい天井は、そのままの状態のことが多いので、
カビ菌が繁殖しやすい場所なんです。
目に見えていなくても、カビが発生している可能性がありますよ。
カビは胞子になって浮遊しながら、上から下に移動します。
天井にカビが生えているのを見過ごしていたら、
浴室全体にカビの胞子が散っている状態になってしまいます。
浴槽や床、壁を一生懸命掃除してキレイにしていても、
天井からカビが繁殖してしまうんですね。
浴室乾燥機も増えてきた今、
浴室内に干した洗濯物までカビが付着する可能性もあります。
お風呂の天井は、理想は月に1回、
最低でも2ヶ月に1回は掃除するようにしましょう。
お風呂の天井の掃除のやり方とポイントはコレ!
天井の掃除で活躍するのが、
床掃除で利用することが多いフローリングワイパーです。
長い柄がついているので、不安定にならずに安定した姿勢で掃除ができます。
◆週1回必ずできる方に…
ウェットシートか、濡らした雑巾をセットした、
フローリングワイパーで天井を拭いていくだけです。
四隅までしっかりと拭きましょう。
週1回できていれば、そう簡単にはカビは繁殖しなさそうですね。
◆月1回の掃除
ドライシートかキッチンペーパーを複数枚重ねたものをワイパーにセットして、
アルコール除菌スプレーをしっとり湿るくらいまで吹きつけます。
そのあとは天井を拭くだけです。
◆黒カビがすでにある場合
塩素系漂白剤を使用するので、ゴーグルやマスク、手袋、
汚れてもいい服を着用します。
ドライシートかキッチンペーパーを複数枚重ねたものをワイパーにセットして、
塩素系漂白剤を黒カビの大きさに合わせた範囲で吹きつけます。
スプレータイプで垂れるのが心配なら、ジェルタイプでもいいですね。
塩素系漂白剤を黒カビに密着させます。
広範囲にカビがある場合は、カビがついている部分全部になじませます。
5~10分ほど放置し、漂白剤を浸透させてから水拭きします。
新しいキッチンペーパーを濡らし、
塩素系漂白剤をつけた部分をしっかり拭いてください。
もう一度、乾いたキッチンペーパーに付け替えて乾拭きしたらおしまいです。
水拭きや乾拭きは雑巾でも大丈夫ですよ。
お風呂の天井は月1回のペースで掃除するのが理想ですが、
なかなか掃除する暇もないというご家庭には、
カビの発生を抑える便利アイテムがおすすめです。
お風呂の天井を掃除する時の注意点は
お風呂の天井を掃除するときに注意する点は、
以下の必ず守るようにしましょう。
◆自分を守る!
頭上のものを掃除することになるので一番配慮することは、
掃除をするあなた自身を守ることです。
洗剤や汚れがかからないように、なるべく体をガードして掃除してください。
真下に立って掃除をするのは、
汚れを全身で受け止めているのと同じようなものです。
◆シャワーで流さない!
天井を掃除しようとして、いきなりシャワーで濡らそうとしていませんか?
シャワーで流すだけでは、カビやカビの栄養となる汚れは取れません。
洗剤を使っていたら、水と洗剤がポタポタとずっと垂れている状態になりますよ。
その水の中には洗剤だけではなく、カビも汚れも含んでいます。
天井をシャワーで流すことはやめましょう。
天井を掃除する時は、シャワーを使わないで次の事に、
注意して作業を行いましょう!
◆柄の長いものを使う
柄の長いフローリングワイパーやモップをぜひ活用しましょう!
天井に楽に届いて、真下に立つことがないので、
洗剤や汚れから離れて掃除することができます。
◆換気は必須!
浴室内で洗剤を使う時に気をつけたいのが、換気です。
意識して換気をしないと、
すぐに湿気がこもってしまう住宅環境の家もあります。
換気機能があれば必ずつけて、
脱衣所に窓があればその窓を開けるなどして空気が通るようにしてください。
お風呂の天井の汚れの種類とその原因は?
お風呂の天井を掃除する理由は、カビ菌のすみかを作らないためなんですね。
また、天井にはカビ菌だけではなく水垢がついている場合があります。
天井の水垢の原因は、湯気からできる水滴ではなく、
水道水が直接かかってできる水滴です。
水道水にはカルシウムやマグネシウムなどの、
ミネラル成分が含まれていますが湯気には含まれていません。
シャワーが直接かかったり、浴槽のお湯をかけたりしてできるものです。
シャワーは大人でもしてしまいそうですが、
浴室で遊ぶお子さんがいるお宅では、当てはまりそうな理由ですね…。
浴室は使用中高温多湿になっている場所で、
天井は水分が付着しやすい状態です。
カビや水垢の発生しやすい環境なんですね。
環境と石鹸カスや皮脂汚れなどがエサとなって、
発生しやすいのが黒カビです。
天井はエサになるものが少ないので、
ポツポツと点在して浅く広がっていきます。
天井のカビは、胞子を天井からまき散らすことが多いです。
その胞子は浴室内だけではなく、空気にのって家中に飛ばされ、
繁殖できそうな場所に付着していきます。
家をカビから守るためにも、目に見えるカビを落とすことも大切です。
それ以上に、目に見えない天井のカビ予防も大切なんですね!
まとめ
浴槽や床は掃除しているけど、天井は忘れがちです。
掃除道具も増えて少し手間ですが、
フローリングワイパーを加えて天井を掃除しましょう!
元々天井のカビが目に見えていないようなお宅では、
効果があるのか分かりにくいかもしれません。
それでも月1回天井掃除を加えることで、
浴室全体のカビの発生が抑えられますよ。
浴室に残っている水分は、菌の繁殖の最大のエサです。
掃除したあともしっかりと水分を拭き取って、
カビ菌を寄せつけないようにしましょうね!
コメント