スエードの靴は水に弱いので、水洗いが出来ないと思いがちですが実は水洗いが可能なんですね。
スエードは擦り洗いをすると、寿命が縮む素材なので、「水に浸ける」「擦り洗い」は避けましょう。
ただし、他の靴と同じように洗う訳ではなく、洗うときのコツが必要です。また、適当に、スニーカーを洗うように水洗いしてしまうと、シミになったり、質感が変わる、色あせになる、などと靴へのダメージが大きいです。
ここでは、スエード素材の靴を水洗いで失敗した場合についてまとめてみました。
この記事では、
・スエード素材の洗濯の注意点
・スエードの靴の洗い方は?
・スエードの汚れの落とし方は?
について解説します。
普段のお手入れも大切で、定期的にお手入れすることでスエードが長持ちしますよ。
スエードの靴を水洗いで失敗した場合は?
スニーカー洗ったけどクソやらかしたわ。
スエード部分絶対色落ちしてるよね???え???洗ったのに汚いってどゆこと???
メッシュ部分だけはやたら綺麗になったのが腹立つ。捨てずに履くけど3軍落ちだわ·····履きやすくて好きだったのに····· pic.twitter.com/xrjoaLauhR— 矯正で大騒ぎのだんごむし (@yukkurine) February 6, 2022
スエード靴は、他の靴みたいな水洗いを避ける必要があります。
水の中に浸けて、ブラシでゴシゴシと擦ってしまったら、汚れが落ち切らずシミになって、汚れは染みついてしまいます。
スエードは擦り洗いをすると、寿命が縮む素材なので、「水に浸ける」「擦り洗い」は避けましょう。
更に、色が抜けて、まだらに脱色することもあり、乾燥が適当だとムラになってしまいますよ。
擦らずに汚れを落とす
普通に水洗いしてしまったら、なるべく擦らないで、ブラシで汚れを落としましょう。
ブラッシングで毛並みを整えてから、靴内側に靴の中に新聞紙を詰めると早く乾きやすくなります。
ある程度乾いてきたらシューキーパーを入れて、形を整えながら十分乾かすことが大切です。
色落ちしてしまったら
普通にケアして履き続けたスエード靴は、色あせてきるので「補色」します。
洗ったときも、色が抜けた場合は「補色」をします。また、補色には、スプレータイプとリキッドタイプがあります。
全体にかけるならスプレータイプ、部分的に塗る・細かい部分まで丁寧に、仕上げたいならリキッドタイプを選ぶと、補色しやすいです。
色落ちが酷い場合は、何度か塗り重ねましょう。
商品によって、補色に加えて、栄養や柔軟性を与える効果があるので、定期的なお手入れにピッタリですね。
補色した後は、しっかりと乾かしてから、専用のブラシを使ってブラッシングしましょう。
毛並みが整って自然なツヤが戻りますよ。
スエード素材の洗濯の注意点
スエード素材は、基本的に丈夫な素材ですが、水でシミになりやすく色落ちしやすい素材です。
また、熱に弱いので、衣類乾燥機やドライヤーでの乾燥は、避けた方がいいですよ。水やお湯に浸けての擦り洗いは、一番してはいけないことです。
水も洗剤も直接スエード素材につけないで、スポンジやブラシを活用しましょう。
洗剤は、スエード専用の洗剤か中性のおしゃれ着用洗剤、シャンプーなどを使います。
スエード素材の衣類
まず最初に洗濯表示を確認します。
合成皮革は洗える場合が多いですが、天然皮革は洗えないものもあるのでよく確認しますよ。
ご自身で洗うのが不安な方や、「洗濯機不可」「手洗い不可」マークがついている場合は、迷わずクリーニング店に持って行きましょう。
スエード素材の衣類の洗濯方法
・おしゃれ着用洗剤
・柔軟剤
・バケツなどの容器
洗濯方法
1.衣類用ブラシで汚れや埃を落とします。
2.汚れを落としたら、容器に水と洗剤を入れて、よく溶かします。
3.容器に衣類を入れて、やさしく押しながら洗います。擦るのはNGですよ!
4.衣類の汚れが落ちてきて、水が濁ってきたら、水を入れ替えます。
洗剤のヌメリが落ちるまで何回か水を入れ替えてくださいね。
5.最後のすすぎの段階で、柔軟剤を入れてください。
6.やさしく絞って脱水して、ゆっくり伸ばしながら形を整えます。
風通しのいい日陰で干してください。
完全に乾いたら衣類用ブラシで整えて終了です。
スエード素材の靴の洗い方については、次のタイトルで紹介しますね。
スエードの靴の洗い方は?
洗い方の動画を見つけました。
靴の洗い方が分かりやすく見る事ができます。
↓
スエード素材の靴の洗い方
靴の洗い方で前もって用意するものとして、下記のものがあります。
・スエード専用のブラシ
・雑巾
・スポンジ
・バケツなどの容器
洗い方
1.ブラシで汚れや埃を落とします。
専用ブラシがない場合は、歯ブラシを使用して落としましょう。
2.濡らした雑巾を使って、靴全体に押しつけるようにして、靴全体を湿らせます。
3.スポンジを水に濡らして、洗剤(シャンプー)を適量つけて泡をつくり靴を洗います。
汚れが気になる場所は、重ね塗りしてくださいね。
4.水に濡らしたスポンジで、泡を吸い取るように拭き取ります。
泡が残らないように、しっかりと拭き取りましょう。
5.風通しのいい場所で陰干しします。
靴内側に新聞紙を詰めると、早く乾きやすくなりますよ。
ある程度乾いてきたらシューキーパーを入れて、形を整えながら十分乾かしましょう。
6.最後にブラッシングして、防水スプレーを吹きかけます。
スエードの靴は、水の中に入れてじゃぶじゃぶと洗う訳ではなく濡らした雑巾などで全体を湿らせていたんですね。
いきなり水に入れてしまうと、シミの原因になりますよ。
泡を吸い取るように拭き取る作業が、一番時間がかかるので面倒に思うかもしれません。
でも、この拭き取りを怠ると、残った洗剤(シャンプー)成分が汚れの原因の一つ、になる可能性があるので、十分に拭き取りましょうね。
スエードの汚れの落とし方は?
スエードブーツを洗う 補色・栄養・防水スプレー噴いて完了
#danner pic.twitter.com/0AxmcT1cX7
— (ひでぼー☆) (@hologon16mm) October 16, 2020
日頃からのお手入れをして、着用後に埃や汚れをブラッシングで落としていたら、キレイな状態で長く愛用できます。
普段のお手入れは、靴を履いた後にブラシで汚れを取り除き、定期的な栄養スプレーや防水スプレーをするだけで充分です。
■防水スプレー
スエードの靴を購入したら、まずやることとして防水スプレーを靴全体にスプレーして、水と汚れから守ります。
また、履く前に防水スプレーを靴全体にスプレーします。水と汚れから守りますよ。
※ただし履く30分前までにスプレーしないと、効果がありません。
■ブラシでお手入れ
毛並みに逆らってブラッシングして汚れや埃を落とし、今度は逆方向にブラッシングして毛並みを整えます。
スエードの靴は履いているうちに毛が倒れてしまうことが多いので、ブラッシングで毛を起こしますよ。
スエードの靴を履いた後、毎回ブラッシングするのが理想です。
■栄養スプレー
栄養を与えて色調を保つミストです。
■補色スプレー
履き続けていると色あせしてきます。
色あせが酷くなってきたら色を蘇らせるために使用するものです。
■カビ防止
スエード素材は、湿気に弱くてカビが発生する事もあります。
スエードの衣類や靴を着用した後は、ブラッシングで汚れと埃を取り除いて風通しのいい場所で陰干ししましょう。
湿気を取り除いてから収納しますよ。
収納場所も、クローゼットやシューズボックスなどの湿気が溜まりやすい場所なので、定期的に換気をして湿気を取り除く必要がありますよ。
まとめ
スエードの靴は丈夫ですが、洗う時は優しく扱わないといけません。
ほかの靴と同じように扱ってしまうと、ごわついたり色あせになってしまって残念な結果になってしまいますよ。
靴なのでいろんな場所を歩くことになるので、汚れるのは仕方ありません。
購入したスエードの靴は、すぐに防水スプレーをして靴全体をガードしましょう。
また、普段からお手入れしていると、洗わなければいけないほどの汚れは防げるはずです。
スエードの靴のお手入れの基本は、ブラッシングと定期的な防水スプレーを忘れないでくださいね。
日々のお手入れを怠らずに、スエード特有の上品さを保ったままステキに履いてください!
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