今は店舗に行って服を買わなくても、ネットを見て、
好きな物を気軽に買えるようになりましたね。
気に入って買ったセーターが手元に届いたとき、
石油臭い匂いがしたことがありませんか?
いくつかの対策がありますが、セーターは洗濯ができないタイプもあります。
大事なことなので必ず洗濯はしないように注意してくださいね!
セーターの素材によって、ドライクリーニングかオキシクリーンを試すのがおすすめです。
・セーターについた石油臭い匂いを取るには?
・匂いはどれくらいで消える?
・匂いの人体への影響は?
・おすすめの臭い取りグッズ「オキシクリーン」
について解説します。
せっかく買ったセーターなので、できれば着たいですよね。
簡単に取り組める方法から紹介しているので、不愉快な石油臭さを取ることを始めましょう!
セーターについた石油臭い匂いを取る方法は?
このセーター干すやつまじ助かる。セーター伸びない。考えた人ありがとう。 pic.twitter.com/ewtxNmHubg
— moriyama yuriko (@mori_521) March 18, 2015
ここでは、最初に試してほしい方法をいくつか紹介します。
まず最初に、石油臭いセーターの洗濯表示を確認しましょう。
「水洗い不可」や「ドライクリーニング」などのマークがあるものは洗えませんよ。
また、お湯を使用するときは30℃位になるまでセーターを入れないようにしましょう。
30℃を超えると、色落ちや縮みの原因になります。
陰干し
風通しのいい日陰になる場所で干すと、石油臭い匂いが軽減することがあります。
ハンガーだと型崩れしやすいので、平干しネットなどを利用しましょう。
洗えるタイプ
重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)に浸けて洗ってみる
40℃くらいのぬるま湯に重曹大さじ1~2を入れてよく溶かします。
その中に臭いのする服を入れて一晩置き、いつも通りの洗濯をします。
セスキ炭酸ソーダは重曹よりも溶けやすくて油汚れに強いので、
こちらを利用するのもおすすめです。
洗えるタイプのセーターは、以下の方法も試すことができますよ。
洗えないタイプ
ドライクリーニング
クリーニング店のドライクリーニングは、水ではなく、
「有機溶剤」を使用していて、油の汚れと臭いが落ちやすいです。
クリーニング店に頼む時には、臭いを取りたいことを伝えましょう。
一番安全な方法です。
夜から外干しして日陰干し
水分(夜露)と一緒に臭いを飛ばす方法です。
夜、セーターを外に干して、日中は風通しのいい日陰で干して、水分を飛ばします。
一晩では解決せず、頑固な臭いは1週間ほどかかることもあるそうです。
浴室で干してから日陰干し
上記と同じ理由で、風呂場の水分(蒸気)を利用して臭いを飛ばします。
入浴が終わった浴室に、平干しネットなどにセーターをのせて、1時間程度吊るします。
その後、風通しのいい場所に移して、一晩干してください。
セーターについた石油臭さはどれくらいで消える?
セーターの石油臭い匂いは、「残留染料」や「機械油」が原因だと言われています。
臭いの元が残っている限り、残念ながら臭い続けてしまいます。
生地を染色するときに使用する塗料に含まれる油が残って「残留染料」として臭うことがあります。
また、服を作る工程で、使用する機械全般に使用される
「機械油(ミシン油)」が残ることで、臭うことがあります。
本来は、臭わない油が使用されていたり、油を洗い流してから服は出回るそうです。
ネットなどによくある、大量生産の服や安い服の場合は、
コスト削減目的で、臭いがある油を使用していたり、油を洗い流さないで出回ることがあります。
この油が酸化して、石油臭い匂いになるそうですよ。
また、ポリエステル素材は原料が石油由来なので、石油臭い匂いがきつい時があります。
全ての大量生産の服、安い服が該当するわけではありませんよ!
ネットは、デザインが凝っていたり、気に入っている服が安く買えたりする半面、
商品が届いてから初めて服の状態が分かるのがネックです。
服の質が悪かったりするのもそうですが、
臭いも手元にこないと分からないのがリスクになりますね。
店舗で実際に手に取ったり、試着していても、案外気づかない時は気づきません。
消臭スプレーで匂いを落とそうとしても、香料付きの消臭スプレーだと匂いが混ざり合って、
更に不愉快な匂いが発生することがあります。
また、根本的な解決をしていないので、また気づいたら石油臭い匂いがしてきそうですよね。
臭いがイヤで普通にいつもの洗剤で洗濯したり、風通しのいい場所で陰干ししたりすると思いますが、
簡単には取れない匂いです。
油が生地に残っている間は、ずっと石油臭い匂いがし続けます。
どうにかして付着している油を取らないと、安心して着ることはできなさそうです。
石油の匂いの人体への影響は?
他人から匂う柔軟剤や香水などに敏感な人は、
自分自身から漂う石油臭さには我慢できないでしょう。
石油臭い匂いは、臭いがきつくなればなるほど体調が悪くなったりします。
香りの感じ方は個人差がありますが、ひどい人では、頭痛や吐き気、
めまいなどを感じることもあるようです。
人によって、アレルギー反応みたいな症状も出たりするので、
原因となる匂いの元をなくさないといけません。
部屋に匂いがするセーターを保管しておくだけでも、
部屋中に匂いが充満してしまいますよ。
匂いが残っているセーターなどを着て外出すると、周囲の人が敏感に感じ取ることもあるので、
気をつけなくてはいけませんね。
セーターなど衣類に残っている残留染料と機械油は、
体内に入らない限り基本的に人体には影響はないと言われています。
肌に触れても影響がないレベルで出荷されているはずですが、人によっては、
付着している油が影響して、肌の状態が悪くなることもあるそうです。
肌が敏感な人は充分気をつけなくてはいけませんね。
おすすめの臭い取りグッズ「オキシクリーン」
オキシクリーン初体験❤
…面白い位、匂いも汚れも浮き出る…。
オキシ漬けの虜になりました✨✨#オキシクリーン
#オキシ漬け pic.twitter.com/V6dAEiC3Fy— いわまま@体重リバウンド王 (@iwamamakaori) December 4, 2022
最初に紹介した方法で臭いが取れなかったら、最終手段「オキシクリーン」の登場です!
オキシクリーンの酵素の力で、汚れの元を分解して汚れを引きはがす効果があります。
衣類のシミ・汚れの漂白、消臭、除菌などにも効果がある酸素系漂白剤です。
衣類から食器やキッチン、トイレ、浴室など家中の掃除に使える万能洗剤で、
すでに掃除に取り入れている人も多いかもしれませんね!
洗濯表示を確認して、水洗いができる服にのみ使用しましょう。
手荒れ防止のために、ゴム手袋があると安心です。
オキシクリーンを使った匂いを取る方法
容器にぬるま湯(40℃以上)を張って、オキシクリーンを大さじ1ほど入れて完全に溶かします。
水を使うと洗浄力が落ちるので、必ずぬるま湯を用意しますよ。
服を洗面器に入れて20分以上浸け置きします。
容器から服を取り出して、いつも通りの洗濯をします。
オキシ漬けしている間、浸け置きしている水が変色しているはずです。
恐らくそれが臭いの原因なんだと思います。
普通の洗剤では落ちなかった、繊維の奥で溜まっている汚れが出てきている
証拠なんでしょうね…。
臭いがひどい場合は、浸け置きしているときに数回かき混ぜたり、
裏返したりしてみてください。
服全体、内側の方まで行き渡るようにしますよ。
使用する容量と、浸け置き時間は商品の使用方法をよく読んで参考にしてくださいね。
これでも、臭いが取れない場合は、クリーニング店に相談するしかありません。
その時は、臭いがとれない、ということを伝えましょう。
まとめ
セーターの石油臭い匂いは、程度の差があるので、数日陰干しして解決する弱い匂いから、
なにをしても匂いが消えない強い匂いまで様々です。
着用前に何回も洗ったり干したりして、型崩れするのも心配ですが、匂いは自分だけではなく、
周囲の人にも不愉快な思いをさせます。
部屋に放置しているだけで、部屋中に匂いが充満することもあるので、
匂いが気になるようなら、十分対策をしてから着用するようにしましょうね。
匂いが消えれば、明るい気持ちでセーターを着て、お出掛けすることができますよ!
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