ナチュラルクリーニングとして安心して使えるクエン酸で、お風呂掃除をしたら床が白くなってしまった…という経験がありませんか?
クエン酸は弱酸性の性質なので、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性汚れに効果がありますが、手垢や皮脂などの酸性汚れには効果がありません。
クエン酸が酸性汚れにくっついてしまうと、白く固まってしまうのが、白くなってしまった原因なんです!
この記事では、
お風呂の床がクエン酸で掃除すると白くなる原因は?
クエン酸で白くなった場合は?
クエン酸で掃除する前に水垢を取り除く!
クエン酸を使う前に水垢予防!
などについて紹介しますね。
お風呂の床が白くなってしまう原因を知って、正しいお手入れをしましょう!
お風呂の床がクエン酸で掃除すると白くなる原因は?
お風呂の床をクエン酸でお掃除するテスト pic.twitter.com/sgA9SHJrOP
— 桶子 (@nsrmini2) September 18, 2022
綺麗にするためにクエン酸を使って掃除したのに、なぜか白くなってしまったお風呂の床に、ビックリしたことありませんか?
白くなる原因には2つの原因があります。
手垢や皮脂汚れにクエン酸が反応した
お風呂の床には、水垢や石鹸カス、手垢や皮脂など、いろんな汚れがついています。クエン酸は弱酸性の性質を持っていて、アルカリ性の汚れを落とすのに適しています。
なので、水垢や石鹸カスを落とすのに、クエン酸を利用して掃除しますよね。ただ、手垢や皮脂などの酸性汚れには効果がなく、汚れとクエン酸がくっつくと白く固まってしまうんです。
お風呂の床が白くなったのは、床の酸性汚れとクエン酸がくっついて、白くなってしまったことが原因です。
クエン酸を放置しすぎた
クエン酸水をスプレーして、しっかり落とそうと長時間放置することがあるかもしれません。
でも、これが間違いの元なんです。
クエン酸水を長時間放置すると、水分が乾いていって、クエン酸だけが残っていきます。そして、手垢や皮脂汚れがあれば、クエン酸とくっついて白く固まってしまう原因にもなります。
また、濃度を濃くしたクエン酸水や長時間放置をすると、お風呂の素材を傷めてしまう原因にもなるんですよ。
なので、クエン酸は、30分くらいを目安に、長くても2時間くらいで洗い流すようにしましょう。クエン酸の説明書などをよく読んで、適切な割合でクエン酸水を作って、放置時間を守りましょうね。
お風呂床がクエン酸で白くなった場合は?
クエン酸を使って掃除したあと、白くなってしまったら、重曹を使ってみましょう。クエン酸と中和反応を起こして、床に残ったクエン酸を溶かすことができますよ。
重曹で掃除をした後にクエン酸で掃除する
最初に、手垢や皮脂の酸性汚れと床に残ったクエン酸を、重曹で落とします。その次に、水垢や石鹼カスのアルカリ性汚れをクエン酸で落としますよ。
重曹攻撃
1.重曹水スプレーを作ります。
スプレーボトルに水200mlと重曹小さじ1を入れて、よく振って溶かします。
市販の重曹水スプレーもあるので、それを活用してもいいですね。
2.お風呂の床の白くなった部分に吹きかけます。
3.スポンジや雑巾などで汚れを落として、十分に洗い流します。
クエン酸攻撃
1.クエン酸水スプレーを作ります。
スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れて、よく振って溶かします。
これも市販があるので、それを活用してもいいですね。
2.重曹水で掃除した場所に、クエン酸水を吹きかけます。
汚れがひどい場合、キッチンペーパーやラップで覆って30分ほど放置すると効果が上がりますよ。
3.スポンジや雑巾などで汚れを落として、十分に洗い流します。
重曹とクエン酸の二段階掃除でもなかなか取れない場合は…
二段階で掃除しても落ちなかったら、重曹とクエン酸を同時に使用して掃除します。重曹とクエン酸を混ぜて掃除しても問題はなく、化学反応が起きて二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素の泡が発生して、その発泡の力で汚れを落としますよ。
1.スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ2を入れて、よく振って溶かします。
2.お風呂の白くなった場所にスプレーし、その上に重曹を振りかけます。
3.発泡してくるので、そのまま少し放置してスポンジや雑巾などで擦り洗いします。
4.十分に洗い流します。
お風呂の床はクエン酸で掃除する前に水垢を取り除く!
クエン酸を正しく使って掃除すると、汚れがキレイに落とせます。
お風呂の床は、クエン酸だけでは落とせない汚れがあり、その汚れは手垢や皮脂などの酸性汚れです。
酸性汚れには、重曹が最適ですよ。
お風呂の床は、汚れが混在しているので、まずは手垢や皮脂を落とすのが大切です。
お風呂掃除の手順
1.浴室全体の掃除
浴室専用の洗剤を使って、浴室の様々な汚れを落としていきます。
2.重曹で掃除
重曹を振りかける場所が濡れていることを確認してから振りかけて、数分置いてからスポンジで擦ります。
3.クエン酸で掃除
クエン酸水スプレーを吹きかけて擦り、シャワーで十分洗い流します。
この掃除方法だと、浴室全体の汚れを落とせて、白くなることも少ないはずです。
万が一、白くなってしまった場合は、皮脂汚れなどが残っている可能性があるので、2.重曹で掃除から繰り返して掃除してみてくださいね。
お風呂はいろんな汚れや水垢が溜まり、怠るとどんどん積み重なっていきます。
毎日使用後に、掃除することが大切です。
また、ピンクぬめりやカビも発生しやすくなるので、週に1~2回しっかりと掃除するようにしましょう。
万能だと思ってない?クエン酸はそこに使っちゃだめ!
クエン酸はアルカリ性の汚れに効果があり、水回りの掃除と除菌に向いていますよ。
どこにでも使えそうですが、
・塩素系との併用は危険です。
塩素系漂白剤と酸性のクエン酸を混ぜると、有毒ガスが発生するので絶対に混ぜないようにしましょう。
・傷む素材「大理石・コンクリート・鉄」などに気をつける クエン酸の酸と反応して劣化が早まる素材があります。
・水200mlにクエン酸小さじ1が基本
クエン酸が濃いと洗浄力も高まりますが、素材を傷めてしまう原因です。
基本量を守って、汚れの強さに合わせてクエン酸の量を増やすなど調整しましょう。
・長時間の浸け置きを避ける
放置時間が長いと分解は進みますが、長すぎると素材を傷める原因になります。
放置時間は、1~2時間、長くても一晩を限度にしましょう。
お風呂床はクエン酸を使う前に水垢予防!
水垢や皮脂汚れが多いお風呂掃除にクエン酸はとても有効です。
でも、日々のちょっとした手間で、汚れを予防することもできますよ。
石鹸カスはしっかりと洗い流す!
お風呂の使用後は、床や壁など広い範囲にボディーソープやシャンプーなどが、飛び散っています。
そのまま放置していると、汚れとカビの原因になるので、お風呂から出るときは、シャワーで洗い流すようにしましょう。
拭き上げ
水滴を残さないことが、水垢予防のポイントです。
面倒でも、タオルで拭くなどして、水滴を残さないようにしましょう。
換気をする
頑張って拭いても、浴室内の温度が高いと、また水滴がついていきます。
十分な換気をして、水滴とカビ予防をしますよ。
普段からのこまめな掃除
汚れがこびりつく前に、日々のこまめな掃除が大切です。
定期的な掃除と適切な洗剤を使用することで、しつこい汚れを予防しましょう。
完璧ではないかもしれませんが、頑固な汚れを防ぐことができます。
こまめな掃除をし始めると、毎回汚れが溜まる場所が同じような場所だと思う人がいるかもしれません。
そこは、あなたにとって掃除を忘れやすい場所や、掃除しにくい場所です。
チェックする場所が分かるので、掃除効率も上がりますよ!
まとめ
お風呂の床が白くなるのは、手垢や皮脂汚れを残したままクエン酸を使用したのが原因でしたね。また、頑張ってキレイにしたくて、クエン酸を放置し過ぎたことも原因の一つでした。
お風呂には、たくさんの汚れがあるので、それぞれに適した洗剤を使用するのが大切です。また、毎日のこまめな掃除と対策をしておくと、汚れのこびりつきを防ぐことができるので、掃除も楽になりますよ。
水垢予防では、最後に入った人の協力も不可欠です。
お風呂から出るときに床などを洗い流すなどの簡単なことは協力してもらって、汚れのこびりつきを防ぎましょう!