カレンダーに表記されている季語で「冬至」とはどういう意味があるのでしょうか?
「立冬」は文字通り冬支度への始まりの言葉ですが、実際はどのような気候を指しているのでしょうか?
ここでは、そんな気になる「立冬」について
・立冬とは?
・立冬はいつ?
・立冬の時期に食べたい旬の食べ物は?
…についてまとめましたので、ぜひ覚えてくださいね。
ここでは、これらの立冬に関する疑問に、お答えします。
立冬とは?
立冬とは、「りっとう」と読み、1年間を24に分けたときの二十四節気(にじゅうしせっき)の第19節目になります。
立冬は、立春、立夏、立秋を合わせて、四立(しりゅう)と呼ばれ、季節の区切りとして重要視されています。。
季節的に「冬の気配を感じる日」で、暦の上ではこの日を境に冬になります。
立冬の時期は、現実的にはまだまだ紅葉が美しい季節。冬というより秋の印象が強いかもしれません。
と同時に、冬の木枯らしが拭き、北国や高地では初冠雪の便りが届くのもこのころで、時雨の季節でもあります。
また「暦便覧」という江戸時代に書かれた、季節に関する書物の中に立冬の事を
と記されています。
立冬はいつ?
二十四節気は、冬至を計算の起点にしており、1太陽年を24等分した約15日ごとに設けられています。
現在主流の定気法では、太陽黄経が225度のときで「11月7日ごろ」が立冬です。
また、期間としての意味もあり、その場合は11月7日ごろから、次の節気の小雪(11月23日ごろ)の前日までを指します。
立冬には、次の二つの種類があります。
■立冬から次の二十四節気「小雪」の前日までの期間
一般的には立冬という場合は、前者の「立冬当日」のこと。
期間としては、11月7日ごろから、次の節気の小雪(11月23日ごろ)の前日まで.
ちなみに、2017年の立冬は?
「11月7日」となります。
それ以降の年代別の立冬は次の通りになります。
【2017年】11月7日
【2018年】11月7日
【2019年】11月8日
【2020年】11月7日
二十四節気の簡単な算出法
立冬になるの日は、簡単な計算で算出することができます。
その方法は、西暦の年を4で割る方法です。
●2031年まで有効なのが、次の計算式。
・4で割った余りが「3以外」の時は、11月7日
が立冬となります。
●2032年~2067年までは、次の計算式。
が立冬となります。
立冬の時期に食べたい旬の食べ物は?
立冬には冬至のように「かぼちゃ」のように、この日に食べると良いとされているのものは、
特にありません。
また、中国には「立冬補冬、補嘴空」(立冬時、栄養を補給)という諺があります。
簡単に言えば、「冬になったら冬の食べ物で元気を補おう」ということです。
<立冬のころの旬の食べ物>
【野菜】
・葱(ねぎ
・白菜(はくさい)
・韮(にら)
・大根(だいこん
・生姜(しょうが)
・椎茸(しいたけ)
・エリンギ
・チンゲン菜
・銀杏(ぎんなん)
・南瓜(かぼちゃ)
【魚貝類】
・鮭(さけ)
・いくら
・牡蠣(かき)
・毛蟹
・鯖(さば) など
これらの食材を見れば、やっぱり「鍋物」が定番ですね。
白菜、おねぎ、ニラなどはお鍋の定番です。また大根と生姜は薬味を入れて食べると美味しいです。
そして魚の鍋としては、毛蟹、鮭、牡蠣など食材を生かした鍋物は体が温まり元気がでます。
まとめ
立冬(りっとう)と読み、(にじゅうしせっき)の第19節目です。
現在主流の定気法では、太陽黄経が225度のときで「11月7日ごろ」が立冬となっています。
寒い冬がやってくると、寒さでどうしても体が思うように動かなくなるので、体を小さくして過ごしがちになります。
何もしなければ、体がなまりますし、健康によくありません。
来るべき冬に備えて、体づくりを日々心がけましょう。