保冷剤を使用する目安は、期間ではなくて「25℃」の気温がベストです。
暖かくなってきたら幼稚園のお弁当を持たせるとき、保冷剤を入れますよね。
最近は春先から気温が高くなることが多いので、油断して保冷剤を
入れ忘れると、お弁当が傷みやすくなりますよ。
この記事では、
・保冷剤の代わりになるものは?
・保冷剤を入れる場所と個数は?
・保冷剤っていつまで使えるの
について解説します。
お子さんのために頑張って作ったお弁当は、おいしく食べてほしいですよね。
保冷剤や保冷バッグなどをうまく利用して、
暑い時期のお弁当を安心して持たせるようにしましょう。
幼稚園児のお弁当の保冷剤いつまで入れる?
気温が高くなってくるとお弁当が傷むのを防ぐために、保冷剤を入れると思います。
幼稚園によってお弁当の保管方法は様々で、
ロッカーに園バッグに入れたままお昼まで置いている園もありますよね。
冷房しているとはいえ、親としてお弁当が傷まないかとても心配です。
気温を目安にする
菌が増えにくい温度は20℃前後と言われています。
温度が30~40℃になると、食中毒の原因となる菌が繁殖しやすくなります。
気温が25℃前後になってきたら、保冷剤を入れた方が安心です。
25℃を下回るようになったら、保冷剤を入れ続けるとご飯が固くなって、
おいしく食べることができません。
最近では、5月から10月頃まで気温が高い時期が続くので幼稚園の保管方法に、
よっては保冷剤が必需品になっています。
遠足で、屋外に持ち出す場合は、保冷剤の個数を調整しましょう。
高温多湿の日本では、雑菌が繁殖しやすいです。
天気予報をチェックして、保冷剤が必要か確認しましょうね。
園からのお便りに合わせて
幼稚園によっては、気温が高くなってくると、
お弁当に保冷剤を入れるように書かれたお便りが配布されます。
また、暑い時期のお弁当の保管状態を教えてくれる幼稚園もあります。
誤飲やトラブル防止のため、保冷剤などの使用を禁止している幼稚園もあります。
幼稚園からお便りがあったり、お便りがなくてお弁当の保管方法を
知りたかったら、迷わず幼稚園に確認しましょう。
保冷剤代わりになるものは?
保冷剤と一緒に保冷剤代わりのものを入れてみましょう。
自然解凍できる冷凍食品
お子さんが食べてくれるなら、
市販の自然解凍できる冷凍食品を入れてみましょう。
多くのママは、自然解凍できる冷凍食品を利用しています。
最近では、お子さんが好みそうなおかずの種類もあるので、
喜んでくれそうなおかずを選べますよ。
お弁当の中央に入れると全体を冷やしてくれるので、おすすめです。
冷凍ゼリー
事前にゼリーを凍らせて、お弁当にセットしましょう。
暑くて食欲がなくなっているお子さんも食べやすい一品ですね。
冷凍フルーツ
生のフルーツをカットして冷凍するよりも、缶詰を冷凍した方が簡単ですよ。
生のフルーツの種類によっては、解凍後の食感が悪くなることもあって、
冷凍に向かないものもあります。
生のぶとうやいちご、りんごを冷凍すると、食感が悪くなりますよ。
抗菌シート
保冷剤ではありませんが、抗菌シートをのせる方法もあります。
食品から付着した雑菌の繁殖を抑えて、菌を低減させる効果がありますよ。
銀イオン(Ag+)と、わさびやからしなどの辛み成分などを利用したシートがあります。
百均でも手に入るので、簡単に取り入れられますよ。
お子さんには、敏感に辛み成分の匂いを感じ取ることがあるかもしれないので、
銀イオン(Ag+)を試した方がいいかもしれません。
保冷材と併用すると安心要素が増えますね。
保冷剤を入れる場所と個数は?
保冷剤を入れる場所
冷たい空気は温かい空気よりも重いので、下の方へ溜まります。
お弁当の上部に保冷剤を置くと、お弁当箱の上から下へ冷気が下りていくので、
お弁当箱の上部に置くのが最適です。
市販のお弁当箱の中には、蓋部分が保冷剤になっているものや、
保冷剤を入れる場所が付いているものがあります。
また、お弁当箱と別容器の2種類を持っていく場合は、
小さい保冷剤を間に挟んでおくと全体を冷やしてくれます。
外気温が高いとき、保冷剤は早く溶けやすいので、
お弁当箱のサイドにも追加で入れておくと安心かもしれません。
保冷剤の個数
保冷剤の大きさもいくつかあって、保冷持続時間が違います。
保冷バッグを使用した上で、
冷やすことが可能になるそうです。
保冷バッグを使用していない場合は、
保冷剤30gで30分ほどしか持続しないと言われています。
保冷剤と保冷バッグを併用した方が、保冷剤の効果が得られますよ。
保管場所の状況、気温、お弁当箱の大きさ、食べるまでの時間などの条件で、
保冷剤が必要になる個数が変わります。
などを考慮して保冷剤をセットします。
多めに保冷剤を入れると、お弁当が冷えてしまって、お子さんが「冷たかった」
「固かった」などと言うかもしれません。
年少さんだと細かい情報は伝えてくれなさそうですが、
冷たかったか冷たくなかったかなど、簡単な質問をしてみましょうね。
お子さんが気に入った柄の保冷剤や、
ケーキ屋さんなどでつけてくれる保冷剤など色々ありますね。
気に入ったものを用意してあげたいですが、小さなお子さんは好奇心旺盛で、
なんでも触って確認したがります。
などを約束させましょう。
約束してもどうしても触ってしまうようなら、
冷凍ゼリーや自然解凍できる冷凍食品を保冷剤代わりに活用しましょう。
お弁当はしっかりと冷ましてから
まだ温かい状態で蓋をすると、保冷剤が温められて溶けやすくなり、
保冷効果が低下します。
また、お弁当の蓋に水滴がついて、雑菌が繁殖しやすくなってしまいますよ。
お弁当はしっかり冷ましてから蓋をしましょう。
保冷剤の効果を得るため、お弁当を傷ませないために、
時間に余裕を持ってお弁当を作りましょうね。
保冷剤っていつまで使えるの?
保冷剤はいつか使うかも…という気持ちで、とりあえず保管してしまいます。
特に袋が破れない限り必要になるまで、ずっと冷凍庫などに入れっぱなしになっています。
長期間使用していても、見た目で大きく変化があるものではありません。
保冷剤は、寿命(使用期限)が決まっている訳ではありません。
それでも、経年劣化で
などを感じ始めたら、寿命だと判断しましょう。
保冷剤は、冷凍庫や冷蔵庫、常温のいずれかで保管していると思います。
保管場所がどこであっても、寿命には影響がありません。
ただし、直射日光が直接当たる場所にずっと置いておくと、
袋やゲル剤が劣化しやすくなるので保管場所には注意です。
保冷剤に含まれているゲル材は、使うたびに粘度が弱くなっていくので、
保管場所よりも冷凍した回数の方が重要です。
保冷剤のストック数を決めて、新しい保冷剤を手に入れたら、
古いものから処分していく方法がおすすめですよ。
まとめ
幼稚園によってお弁当の保管方法は違います。
ゼリーが禁止されていたり、保冷剤が使用禁止の幼稚園もあります。
所属している幼稚園が定めたルール内で、しっかりと対策しましょうね。
どうしていいか分からない場合は、園ママや先生に聞いてみた方が、
参考になるアドバイスを貰えるかもしれません。
保冷剤が使用できるのが一番楽ですが、その保冷剤も、
お子さんにとっては面白い感触のおもちゃです。
保冷剤が破れて中身が出てくることもあるので、
おもちゃにしないよう約束して守らせましょうね。
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