大好きなチョコレートは、種類や保存状態によっては、
賞味期限が切れていても食べることはできます。
チョコレートの種類によって、保存方法が違い、賞味期限が過ぎていても、
ちょっとした一工夫で美味しく食べることができますよ。
また、保存状態でチョコレートに変化が起こると、
風味が落ちて美味しく食べることができません。
この記事ではチョコレートの、
・冷凍保存したチョコはいつまで食べられる?
・賞味期限切れしてからいつまでなら食べられる?
・チョコが白くなった場合
について解説します。
保存して賞味期限切れしたチョコレートを食べることもできますが、
一番美味しく食べられるのは賞味期限内に食べることですよ!
チョコレートの賞味期限切れは1年でも食べられる?
チョコレートに記載されている賞味期限は、
未開封の状態で、その日まで美味しく食べられる期間になります。
設定した日にちは余裕を持たせているので、賞味期限が切れていても
すぐに食べられなくなる、という訳ではないんですよ。
チョコレートの種類の中でも、板チョコは水分がほとんどないので、
賞味期限が長く設定されています。
シンプルな板チョコは、カカオ豆の種子を発酵と焙煎をしてから、
砂糖・粉乳・ココアバターを混ぜて作られていています。
水分をほとんど含んでいないことから、
半年から1年ほどの賞味期限が設定されているんです。
同じ板チョコでも、生クリームを練りこんであるのは、賞味期限が短くなっています。
また、生クリームやナッツ、フルーツなどが入った生チョコは、
水分が増えたり、他の食材が加わったことで賞味期限が短くなりますよ。
チョコレートの正しい保存方法
シンプルなチョコレートの最適な保存温度は15℃、
最適な湿度は50%前後と言われています。
保管方法は、直射日光と高温多湿を避けた、
日陰で風通しがいよい場所がおすすめです。
夏場などの暑い時期は、冷蔵庫の野菜室が最適ですね。
保存するときは、他の食品の匂いが移らないように、
ビニール袋などでしっかりと密閉しましょうね。
食べるときは、15~30分前に冷蔵庫から出して常温に戻してから食べましょう。
結露を防いで美味しく食べられますよ。
生クリームや具材が入ったチョコレートは、
商品パッケージに記載された方法を守って保存します。
冷蔵庫で保存していても、傷みやすいので賞味期限を、
守った方がいいチョコレートです。
冷凍保存したチョコはいつまで食べられる?
賞味期限切れのチョコ、プラシーボ的なやつでそう感じるのか実際そうなのか分からないけどたぶんまずい
油分的なやつが白くサカサカになってるし pic.twitter.com/U7aBPUZDyg— あむぁぐり (@amaguri_sesami) February 21, 2023
チョコレートの冷凍保存は、種類によっては利用できる保存方法です。
板チョコや製菓用チョコは、賞味期限が長いので冷凍保存する必要がありません。
ただし気温が高い時期に常温で保管していたら、
油分が溶け出してきてしまうので、冷蔵保存しましょう。
生クリームや具を入れた生チョコなどの水分を使っているチョコレートは、
冷凍保存向きで半年ほど保存ができますよ。
手作りチョコレートも冷凍保存向きです。
冷凍保存するのは可能ですが、チョコレートに含まれる脂肪分が、
冷えて固まる性質があるので、風味は悪くなることは忘れないでくださいね。
チョコレートの冷凍保存方法
チョコレートが入っている容器ごとラップで密閉するように巻きます。
ジップ付きビニール袋が、タッパーにチョコレートを入れます。
開閉による温度変化を避けるために、
できるだけ冷凍庫の下の方へ入れておきます。
チョコレートの解凍方法
できるだけ時間をかけて解凍するのがポイントですよ。
食べる前日に冷蔵庫へ移動して、1日かけてゆっくり解凍します。
冷凍庫から常温にすぐ出して解凍すると、
温度差で水滴ができてしまい結露がついてしまいます。
結露はチョコレートを劣化させる原因になって、風味が落ちてしまいます。
冷蔵庫で解凍されたチョコレートは、
常温で30分ほど置いてから食べましょう。
チョコレートは18~20℃位が、口溶け良く美味しく食べられるそうですよ。
賞味期限切れからどれくらい過ぎても食べられるの?
食べるのは自己責任になりますが、
賞味期限切れしたチョコレートが食べられる目安として、
と言われています。
チョコレートは腐ることはほぼなく、含まれている油脂が酸化していきます。
時間が経過するにつれて、チョコレートに含まれている、
油脂が酸化して味が変わることがあるんです。
シンプルな板チョコなどは、賞味期限が切れても食べられるとはいえ、
風味が落ちているので、美味しく感じないかもしれません。
特に生チョコは、含まれている生クリームが酸化していたり、
他の具材が入っていたら、そこから傷んでくるので賞味期限は守りましょう。
生チョコや手作りチョコレートは賞味期限が短いので、
特に保存方法には気を遣わなくてはいけませんね。
例え開封していないチョコレートでも、賞味期限が切れたものは、
開封後チョコレートの状態を見て、確認してから食べましょう。
保存状態によって、賞味期限に関係なく、
味や香りが変わっていたりするものもありますよ。
保存していたチョコレートが白くなった場合
時間が経ったチョコレートを見ると、
部分的に白くなっていた…ということもあります。
大部分は、ブルーム現象というもので、食べても大丈夫なものです。
そのブルーム現象には2種類あって、
一つは、
■ファット・ブルームと呼んでいます。
温度変化でココアバターが分離してしまい、それが表面に浮き出てくる現象です。
一度溶けたものが、もう一度固まるときに起きます。
二つ目は、
■シュガー・ブルームと呼んでいます。
冷やしていた場所から急に温かい場所へ出すと、
その温度差で表面に水滴がつきます。
その水滴が蒸発するときに、
チョコレートに含まれている糖分が表面に浮き出てくる現象です。
白くなった状態が白カビに見えることがあります。
あまり見たことがないかもしれませんが、
チョコレートにもカビがはえるんですよ。
適切に保存していないと結露が起こって、
その水分からカビが繁殖する可能性もあるんです。
特に生チョコタイプは、水分が多いので注意が必要です。
白いカビなら1か所に集中して発生してる可能性があります。
綿あめみたいにフワフワしたのも白カビですよ。
チョコレートの臭いを嗅いでカビ臭さがあれば、チョコレートは破棄しましょう。
暑い時期のチョコレート保存方法は?
暑い時期のチョコレートの保存は、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
冷蔵庫内は、冷蔵室は一般的に2~6℃、野菜室は3~8℃です。
野菜室の方が冷蔵室より少しだけ高く設定されています。
チョコレートの保存適正温度は、10~20℃と言われているので、
野菜室で保存する方が、美味しさがキープできますよ。
ブルーム現象があったチョコレートは捨てるしかないの?
ブルーム現象による現象は食べても問題ありませんが、
もしかしたら食感が悪くなったり、風味が落ちているかもしれません。
おいしくチョコレートを食べたいなら、
ホットチョコレートを作るのがおすすめです。
そのまま食べてもいいですが、溶かして飲みものにすることで、
カカオ本来の味と香りが味わえますよ。
料理が得意な方は、隠し味やスイーツに利用してもいいですね。
まとめ
チョコレートは賞味期限が切れていても食べることは可能ですが、
チョコレートの種類によっては、賞味期限を守らないといけないものもあります。
賞味期限から時間が経てばたつほど、風味は落ちていくので、
美味しく食べられないかもしれません。
冷凍保存できるもので、しばらく食べないチョコがあるなら、
冷凍保損した方がいいかもしれませんね。
どちらにしろ、せっかく買ったチョコレートが、
美味しく食べられるのは賞味期限以内のものです。
賞味期限が短いものは、購入したお店で保存方法を聞いて、適切に保存しましょう。
賞味期限切れのチョコレートを食べるときは、ご自分の判断で食べましょうね!
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