日本人のお米離れが進んでいるようですが、ご飯を食べるとホッとしますよね。
毎日活躍する炊飯器ですが、よく聞くトラブルで吹きこぼれがあります。
炊飯器から吹きこぼれているのを見ると、ギョッとして慌ててしまいますよね。
吹きこぼれが原因となって、雑菌が繁殖してしまうこともあります。
故障などの原因もありますが、基本的に炊飯器を扱う人のミスが多いです。
どうして吹きこぼれてしまったのか原因を探って、次に失敗しないように気をつけましょう。
ここでは、「炊飯器の吹きこぼれたときの掃除の仕方や対処法」について紹介しますね。
炊飯器が吹きこぼれた時の掃除の仕方は?
炊飯器の吹きこぼれは、お湯にでんぷんが含まれることで起こります。
炊飯中に蓋の蒸気口から白いドロドロとしたものが出てきてしまう状態のことです。
吹きこぼれると、炊飯器自体や炊飯器を置いている台が汚れ、
掃除が必要になりますね…。
とても厄介です。
吹きこぼれがあった場合は、放置せずにすぐ掃除する必要があります。
炊飯器は高温状態で触ると危ないので、
まず設置している台に吹きこぼれたものを取り除いていきましょう。
吹きこぼれで出てくる液体は、お米のでんぷんが含まれているので、
そのまま放置していると細菌が発生してしまいます。
結構しっかり拭き取っていかないと取れませんよ!
乾いてからもうっすらと吹きこぼれの跡が、
浮き出てくることもあるので根気よく拭き取っていきましょう。
最後にアルコールスプレー等でしっかり掃除をしましょう。
炊飯器ですが、炊飯直後の高温状態での流し洗いや熱湯で洗うのは避けましょう。
炊飯器の温度が下がったら、最初は炊飯器の外側から拭きます。
汚れを拭き取ったあと、アルコール除菌スプレーを柔らかい布かキッチンペー
パーにふきかけて蓋や側面の汚れをふき取ります。
次に内釜と内蓋を洗いましょう。こびりつきがひどい状態だと思います。
食器用洗剤で念入りに汚れを落としてください。
濡らして絞った布巾で、炊飯器の内側を拭いていきます。
また、内釜の外側が汚れていると、炊飯器の内側が汚れる原因になります。
次に炊飯するときは、釜の外側を布巾などでよく拭いてからセットしてください。
内蓋を外して、蓋の蒸気口なども同じように洗っていきます。
吹きこぼれた場所は特に念入りに洗っていきましょう。
細かいパーツが多いので綿棒などがあると便利ですね。
普段見逃しがちな細かい場所をしっかり掃除することで、
吹きこぼれ防止やカビ対策にもなりますよ。
蒸気口、調整弁などがあるのが分かりますか?
細かいパーツは各炊飯器で扱いが違う可能性があります。
お使いの炊飯器の説明書をよく読んでから掃除をしてくださいね。
炊飯器の吹きこぼれる原因と対処方!
炊飯器の吹きこぼれ跡が、
うさぎさんに見えた件
(汚くてスンマセン) pic.twitter.com/Y9ECVCIOgf— ぱいんぷる (@pinepull252) November 1, 2019
炊飯器が突然吹きこぼれたら、故障を疑ってしまいます。
炊飯器自体の寿命や故障も考えられますが、まずは、他の原因を探りましょう。
たいていの場合は、適切な対処で吹きこぼれを防げますよ。
炊飯器の吹きこぼれの原因は、いくつか考えられます。
吹きこぼれの原因を特定することで、
適切に対応して吹きこぼれを防止することが可能です。
そのためにはまず原因をしっかりと確認してください。
1.水加減や炊き方
吹きこぼれで最初にチェックしてほしいのは、
水加減や炊き方が正しかったかどうかです。
玄米やおかゆは白米と水加減や炊くモードが違います。
水加減を白米と同じにして、吹きこぼれてしまうことがよくあります。
2.無洗米
とがなくてもいい無洗米ですが、そのまま水を入れて炊くと、
お米の細かい粉が水に溶け出してきて、粘りを多く含んできます。
これが、原因で吹きこぼれやすくなります。
無洗米の場合は、水とよくかき混ぜて馴染ませます。
とぐ必要はないですが、水が濁らなくなるまで何回かすすぎます。
浸水も重要で、夏は30分程度、冬1~2時間程度浸水させましょう。
3.炊飯器のお手入れ不足
調圧弁や負圧弁、蒸気口などに異物が入っていたりすると吹きこぼれやすくなります。
特に一回吹きこぼれたことのある炊飯器は、
説明書をよく見てしっかりと掃除しましょう。
お手入れもできて、炊飯器も故障しないで長く使えますよ。
4.パッキンの劣化
一般的に炊飯器の寿命は外側が7~10年です。
それに対して、内側の内釜は3~5年と言われています。
炊飯器のパッキンは蓋を閉めたとき吹きこぼれを防ぐ部品です。
寿命は短くて2~3年、持って3~5年と言われています。
パッキンの劣化によって吹きこぼれている可能性もあります。
メーカーに修理に出すか、炊飯器を買い替える必要があります。
炊飯器の吹きこぼれは入れすぎが原因?
ちょっと欲張って、許容量マックスを超えて炊く人もたまにいます。
これは、炊飯時に吹きこぼれの原因となりますよ!
炊きあがったご飯がどういう状態かというと、
・芯の残った固いご飯になることもある。
お米は、水に浸して水分を吸収すると浸水時間にもよりますが、1.2倍ほどに増えます。
炊飯時にはお米の品種や状態などで左右されますが、2倍以上の量に炊きあがります。
内釜にまだ余裕あると思っていても、炊きあがるときのスペースが必要なんですね。
炊き込みご飯は炊ける量が白米よりも少ないです。
規定以上の量で炊いたことで吹きこぼれを起こした事例も多いです。
一般的に5.5合炊きなら3合、3合炊きなら2合程度と言われています。
お使いの炊飯器の内釜の線か、説明書を見て確認しましょう。
またおかゆをおかゆ以外のモードで炊飯すると吹きこぼれが起きやすいです。
適切な炊き方と水加減を守ることで、吹きこぼれを防ぐことができます。
炊飯器の吹きこぼれを止める方法
炊飯器の吹きこぼれを止める方法は、今まで紹介した4点に気をつけて、
吹きこぼれを防ぐことです。
1.水加減や炊き方
ご使用のお米に対して、適切な米と水の量、炊飯モードを設定していることを確認します。
おかゆや炊き込みご飯のときは、特に気をつけましょう。
ご使用の炊飯器の炊飯できる量を守りましょう。
2.無洗米
お米に細かい粉が残らないよう、水が濁らなくなるまで何回かすすぎます。
無洗米専用のカップで軽量して、無洗米モードで炊いているか確認します。
浸水させることも大切ですよ。
3.炊飯器のお手入れ不足
内釜や内蓋以外の細かいパーツを定期的に掃除していますか?
お使いの炊飯器の説明書を見て、掃除してみましょう。
4.パッキンの劣化
パッキンが劣化すると、圧力タイプの炊飯器は通常の炊飯しかできない状態で、
吹きこぼれの原因にもなります。
パッキンの劣化や炊飯器の故障などが原因の場合は、メーカーの修理か、買い
替えを検討してください。
お使いの炊飯器の使用方法を守ることが一番大切ですよ!
まとめ
炊飯器は適切に使用することで、ほとんどの吹きこぼれを防げます。
万が一吹きこぼれても、慌てずに何を間違えたか確認して、炊飯器の掃除をしっかりしましょう。
ちゃんとお手入れすることで、次からも今まで通り炊飯器を使用することができますよ!
なんにでもそうですが、慣れると思い込みも入って、横着しがちです。
炊飯器は家電製品です。間違えたまま使い続けると壊れてしまいます。
使用ルールを守って、美味しいご飯を食べたいですね!
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