乾燥が気になる時期には大活躍の加湿器です。
在宅時、常に使っているとお手入れをいつしようか、タイミング取りづらいですよね。
乾燥対策で加湿器を使っていても、
お手入れを怠ると加湿器の中はピンクカビが好む環境になって繁殖していきます。
更に放置していると黒カビが発生しますよ!
重曹とクエン酸を用意しましょう!
ここでは、「加湿器のピンクカビの掃除法」や「原因とその正体 & ぬめりの防止方法」
について紹介しますね。
ピンクカビの掃除や防止方法なども参考にして、加湿器を安心して使いましょう。
加湿器のピンクカビの掃除の仕方は?
それぞれのご家庭で使用している加湿器のタイプは違いますが、
基本的に掃除の方法は一緒です。
まずは、事前に加湿器の取扱説明書で、
取り外せるパーツや使える洗剤などを確認しましょう。
洗いたいパーツが入る容器を用意しますよ。なければ、
台所の流しなどを利用します。
肌を守るために、ゴム手袋を用意しましょうね。
フィルターにできたピンクカビの掃除方法
フィルターは擦り洗いをすると破損してしまうので、
重曹の浸け置き洗いがおすすめです。
肌を守るためにゴム手袋を着用しましょう。
◆掃除方法
・水1Lに対して、約60~70gの重曹を溶かした熱湯を作って溜めます。
・手を入れられる位の熱さになったら、フィルターを1時間ほど浸け置きします。
・流水で洗い流しましょう。
温めた重曹は、アルカリ性の強度を増して、
それに耐性がないピンクカビは死滅しますよ。
タンクにできたピンクカビの掃除方法
方法①:クエン酸
水垢やアルカリ性の汚れを落とすために効果的です。
殺菌効果もありますよ。
◆掃除方法
・3Lに対してクエン酸20gを溶かしたぬるま湯を溜めます。
・タンクやトレーなどを軽く水洗いしてから、クエン酸水に30分ほど浸け置きします。
・流水で洗い流して水気を拭き取ります。
方法②:根強いカビには塩素系漂白剤
フィルターに塩素系漂白剤は使用できませんが、タンクには使用できます。
長い間お手入れしていない場合や、根強いカビに悩んでいる方におすすめです。
◆掃除方法
・取り外したタンクのカビが気になる部分に、直接塩素系漂白剤をかけて馴染ませます。
・カビが浮いてきたのを確認できたら、流水でよく洗い流します。
・しっかり乾燥させてから、加湿器に取り付けます。
塩素系漂白剤を薄めて浸け置きしても効果ありますよ。
タンクと丸洗いできるパーツにオキシクリーン
オキシクリーンは酸素系漂白剤です。
オキシクリーンはお湯に溶かすと、酸素の泡が発生して汚れを浮かせてくれるので、
浸け置き後は軽く擦るだけで汚れを落とすことができますよ。
ヌメリやピンクカビの除去、菌の抑制にも効果あります。
2.50℃前後のお湯を溜めて、適した量のオキシクリーンを入れます。
完全に粉が溶けるまでよくかき混ぜてください。
3.タンクとパーツを入れて2時間ほど浸け置きします。
4浮いてきた汚れをスポンジで軽くこすりながら、流水で洗い流します。
5.しっかり乾燥させてから、加湿器に取り付けます。
加湿器にピンクカビが生える原因とその正体は?
カビは、温度20~30℃で湿度70%以上、エサになるものがあれば繁殖しやすくなります。
ピンクカビはロドトルラという酵母菌で、繁殖する条件は黒カビと同じですが、
繁殖するスピードがとても速いのが特徴です。
浴室でよく見るピンクカビと同じで、加湿器の中は繁殖しやすい環境です。
加湿器の中は、水と水蒸気で満たされています。
加湿中は高湿度を保っていますね。
ピンクカビのエサになるのは、主に水垢、埃、食べかすなどのゴミや汚れで、
加湿器の複雑な内部構造では溜まりやすくなっています。
加湿器を使用している時期は、常に水分がある状況ですね。
乾燥した時期の在宅時間中、ずっと加湿器を使っているとお手入れしづらいため、
ピンクカビがどうしても繁殖しやすくなってしまうんです。
浴室でもたいていそうですが、まずはピンクカビが発生します。
そのピンクカビをエサにして、黒カビが繁殖していきます。
ピンクカビ自体は、とくに私達に害を与えるものではないと言われていますが、
黒カビは除去自体に手間もかかります。
そして、私達が大量に吸い込んでしまうとアレルギー症状が出たりします。
できるだけ、ピンクカビの段階でちゃんと落としましょう。
加湿器のピンクカビの防止方法を紹介!
加湿器のピンクカビを防ぐには、理想は毎日のお手入れが大切です。
現実的にはちょっと無理ですね…。
せめて、1~2週間に一度は気になる場所を、
クエン酸や重曹でしっかりお手入れをするのがおすすめですよ。
でも、一度タンクやパーツなどを掃除してキレイにしたら、
またすぐに掃除なんてしたくないですよね…。
次の掃除が楽になるよう日々のお手入れを心がけましょう!
タンクの水は継ぎ足ししない
タンクの水を継ぎ足ししながら使用していると、
古い水にピンクカビのエサとなる菌や雑菌が残ってしまうこともあります。
タンクの中に残った水は捨てて、軽くゆすいでから新たに水を入れましょう。
水道水を使う
ミネラルウォーターは塩素が含まれていないので、
カビや雑菌の繁殖を抑えることができません。
加湿器に使ってしまうとカビが発生しやすくなるので、
塩素消毒されている水道水を使うようにしましょう。
加湿器を使用していない時は乾燥させる
外出するときは、家中の電気を消しますね。
そういう時に、加湿器のタンクやトレーの水を抜いて、
風通しの良い所で乾燥させましょう。
ピンクカビは、湿気や水分が残っていると増えやすくなってしまいます。
使用していない時に、加湿器の部品を乾燥させるだけでも、
ピンクカビやカビを防げますよ。
しっかり乾燥させることって重要なんです!
習慣づくまでがとても手間だと思いますが、効果はあると思いますよ。
加湿器のぬめりの防止方法
加湿器のお手入れに便利なアイテムで除菌剤があります。
市販の加湿器用の除菌剤は、天然由来成分が配合されているものなど、
安全に配慮された製品が多くあります。
ご家庭に赤ちゃんや小さいお子さん、高齢者の方がいても安心ですね。
自分は超音波式だと除菌剤には除菌タイム(1L)を使っているんですけど、ほぼ毎日使っても1本で今冬は持つと思います。https://t.co/EWRwb3rkJo pic.twitter.com/I8T2THwsyG
— 世界四季報 (@4ki4) December 23, 2019
加湿器の除菌タイム
安全性が高くて食品添加物にも使われている抗菌剤を使用しているので安心して使えます。
使い方は、加湿器の吸水時に水と一緒にタンクに入れるだけです。
吸水トレーの雑菌を除去して、噴出口から出るミストを除菌しますよ。
加湿器を使用しながらでもお手入れができるので助かりますね。
残念ながら、どの除菌剤を使ったからといって、加湿器の環境を考えたら
ピンクカビが発生しない訳ではありませんが、次の掃除が楽になりそうです。
加湿器の取扱説明書や注意事項をちゃんと読んで「水以外は入れない」、
などと書かれていたら、除菌剤の使用は避けた方がいいかもしれません。
また、除菌剤が使用できる加湿器のタイプをちゃんと確認しましょうね。
上記以外にも除菌剤は多くあります。
ネットやドラッグストア、ホームセンターでじっくりと比較して、
納得したものを試してみてくださいね。
まとめ
乾燥する時期は、加湿器を使わないと風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。
鼻やのどの粘膜も乾燥してウィルスが侵入しやすくなるので、冬場はかかせません。
加湿器は手放せませんが、加湿器の掃除を考えるとちょっと億劫です。
普段から加湿器は清潔を保てるように、
・水道水の継ぎ足しはしないで毎回新しい水道水を入れる
・使用していない時は水を抜いて乾燥させるなどを徹底していくことが大事です。
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