路面が凍結する時の気温はどれくらいかの気温で起こるのか、ご存じでしょうか?
水が氷になるのはご存じの方も多いと思いますが「0℃」なんですね。
路面が凍結する気温は、一般的に気温3℃程度とされています。
夜など、雪道を月明かりに照らされて光っている道路を走るのは、怖いですよね・・・すべったらどうしょうとか?
転んで頭や腰を打ったらどうしよう・・・。そんなことが頭をよぎりますが、でもすべらないためには、どうすればいいのでしょうか?
靴は何を履けばいいの?などと心配になることがたくさんあると思います。
ではどんな風に気をつければいいのか?
この記事では、
・路面が凍結する時は何を履くの?
・路面が凍結する時の履物の種類と歩く時の注意点
などをお伝えしていきます。
お役に立てていただければ嬉しいです。
路面が凍結する気温の目安は
路面凍結が起きるのは、一般的に3度以下と言われていますが、但し、「気温=地面の温度」ではないんですね。
外気温と地面には温度差があります。場所によって変わる可能性がありますがその差は約3~5度くらいです。
なので気温が5度くらいになると、凍結の可能性がでてきます。
外気温が5度以上の場合でも、路面状況次第で凍結している場合も出てきますので、気温が高いからといって安心はできません。
路面凍結が起きる条件とは
では、路面凍結はどのようにして起きるのでしょうか?
道路の表面の温度と中の温度に温度差があるのは、皆さんもご存じだと思います。また、表面は排ガスなどで気温が上がっています。
でも土の中は熱が浸透しないので、当然のことながら低いのです。
この温度差が問題で、表面が温められているところは3度、地中は0度さらに奥は-3度と温度差があるんですね。
ですから昼間は温められ雪が溶け、水分が多く発生しています。
それが夜になり表面の温度が下がり、表面の水が凍り始めるのです。
(これをブラックアイスバーン状態といいます)
気温はどんどん下がり、夜中には表面も-3度まで下がるのです。早朝などもまだ表面の温度が上がらず、薄く氷が張ったアイスバーン状態になるのです。
ちょっとわき道にそれますが、スキー場でも、1月、2月の寒い時期はアイスバーンがコースに見られます。
しかも傾斜が急で45度ぐらいのところもあります。
でもスキーにはエッジがついていて傾斜することによって、転倒を防ぐことが出来ます。
同じように冬の靴に滑り止めがしっかりついていれば転倒しなくて済みます。また最近は、ブーツなどに装着するスパイクのようなものも出ています。
色々便利なものがあるので、ためしてみてはいかがですか?
路面凍結するアイスバーンとは?
冬が近づくと路面凍結が心配ですよね。
どのような気温になれば路面凍結になるのか?また、路面凍結とはについて調べて見ました。
路面凍結とは路面上の水分が気温が下がることにより氷のようになることです。別名「アイスバーン」とも呼んでいます。
このアイスバーンは下記の3つの種類に分けることができます。
圧雪アイスバーン
青森と北海道の路面が違いすぎる!
北海道はずっとアイスバーンみたいな感じ。
新品スタッドレスでもちょっと滑るぞ。 pic.twitter.com/eUy3guTIpf— Yukito (@yukitter) December 27, 2023
積雪面が昼間に暖かくなって溶け出し、夜には気温が急低下することで凍結が起こります。
その状態が常に繰り返され、そこを車が走ることで凍結面が踏み固められ凍結を起こします。
ミラーバーン
信号で止まっている時に車の下から出る熱などで積雪面が融けだし、暖められた水が凍結して氷の状態になったものです。
主に交差点付近で発生します。
ブラックアイスバーン
国道230号の中山峠、初雪です。
まだ路面には積もってないけどブラックアイスバーンにご注意を。 pic.twitter.com/Ob1zhziTw7— 右足骨折マン (@X_584) October 16, 2023
積雪面の水が凍結し、薄い氷の膜ができたことをいいます。
路面い出来た氷の膜が厚ければ厚いほど、ヘッドライトが当たればキラキラと光るので、分かりやすいのですが、ブラックアイスバーンは氷の膜が薄いため気が付きにくいのが難点です。
路面凍結しやすい場所は何処?
路面が凍結するアイスバーンが起きやすい場所はどんなところでしょうか? 場所的には、橋や陸橋など地面に密着せずに離れている場所はドライバーは注意が必要です。
橋や陸橋は急激に気温が下がりやすいので路面が凍結する可能性が高いです。
また、トンネルの出入り口も同様で、常に風が通り抜けるので凍結しやすいですね。凍結した路面は氷の膜が張る事で道路が白く見えます。
同じように凍結路面でも「ブラックアイスバーン」と呼ばれる路面は濡れた路面と同じように黒く見え、凍結していることに気づきにくいのが特徴です。
※ブラックアイスバーンは、雪が降らない所でも気温が氷点下になれば発生するので注意しましょう
路面凍結は何度以上で溶ける?
路面凍結が溶ける温度は、基本的には何度というのはありません。
早く言えば太陽の光で気温が上昇しお天気の日が続けば早く溶けるのです。
目安として3度以上というのはありますが、必ずしもすべてにあてはまるというわけではないのです。
晴れた日が続けば、気温が上がって、雪が早く溶けると考えたほうがよいと思います。
道が乾いて、水分がなくなれば、夜間の凍結もなくなるというわけです。
雪国で雪が溶けにくいのは、根雪といって冬の間に何回も雪が降り、積もって圧縮されているから、雪は太陽が出たくらいでは溶けないのです。
だから雪国の人って本当に大変ですよね。
雪が溶けるのが4月になってからなんていうところもあるわけです。
気温は3度が目安と言われていて、雪が溶けて水になる温度なのですが、実はこれが危険なのです。
水になったから安心なのではなく、この水が夜間凍ると本当に危ないのです。
今は融雪剤などがありますが、昔はそんなものはなかったので、雪道にわらで編んだものを敷いたりして、すべるのを防いでいたのです。
路面凍結になった時の準備は
【冬の備えはお早めに】
11月には入り、冬の足音が、聞こえて来る季節になって来ました。山間部では、早朝には氷点下近くに気温が下がります。道路への降雪、路面凍結となる前に、早めの冬の準備をお願いします。 pic.twitter.com/xoU7wREEV3— 国土交通省 三次河川国道事務所 (@miyoshi_mlit) November 8, 2022
早朝出勤の時フロントガラスが凍って困ったことってありますよね?
主人が出かける時は、凍った車の窓ガラスに良くお湯をかけています。変わった所で、娘はスプレーを使って処理していますね。
私が入れている車庫はコンクリートで作られているので、凍ったりしないので助かっています。
車外で凍ったときはミニワイパーでとっています。
外に駐車しなければならないときは、毛布を使っています。外ではなく、エンジンルームにかけます。(外し忘れると大変なので要注意です)
人それぞれやり方はありますよね。
スタッドレスタイヤの寿命は
基本的にはスタッドレスの寿命は2年と言われているので、中古タイヤを購入する時は必ずチェックすることが大切です。
スタッドレスも頻繁に使うのでなければ中古でも十分ですが、できれば2年以内のタイヤが良いですね。
また、凍結防止には不凍液を使っています。点検の時入れてもらっています。
メンテをしっかりやっていれば車はかなり長持ちしますよ。
バッテリーは2年に1回交換しています。
オイル交換をまめに行うことです。ずいぶん違いますよ。タイヤチェーンも必需品です。スタッドレスを過信しないことです。
スタッドレスは新雪には強いのですが、凍結にはさほど効果がないと思ってください。雪のあるところは強いが氷には弱いと思っていれば無理もしなくなると思います。
融雪剤も必ず入れておきましょう!
スコップも小さめのでも大丈夫ですので入れておくといざというとき困らずに済みます。雪道の歩き方、履物、また滑りやすい場所での注意などお伝えしていきたいと思います。
コツは 歩幅を小さくしてちょこちょこ歩く。大股は禁物です。足は上げすぎず、宙に浮かないようにしっかりと地面を踏みしめるように歩きます
重心は前傾姿勢です。
<<危険個所について>>
タイルやお店の入り口などぬれているところは注意が必要です。
転んで前歯を2本も折り、若いのに差し歯になってしまった人がいます。
◆タクシーやバスの乗り場
大勢の人が通るので。圧雪されて鏡のように滑りやすくなっています。
避けて通るよう注意します。慌てて走ったりしないことです。
◆ポケ手の危険
寒いからといって、ポケットに手を入れて歩くのは非常に危険です。必ず手袋をしましょう。顔を打ったり大けがのもとになります。
足元に注意して歩きましょう。段差などがあると危ないので、十分な注意が必要です。
私は、病院の健康診断に行って、段差を踏み外し捻挫をしたことがあります。友人からは、病院へ行ってけがをしてどうするの。と散々からかわれてしまいました。
ゆっくり歩くことが大切です。
雪道に滑りにくい履物は何でしょう?私は長靴を愛用しています。
ただ雪国の人が履いているものに比べ、溝が浅いのです。
今は、長靴の上やスニーカーなどに着けられる簡易スパイクが出ています。少し凍っている道などには役だつと思います。割合しっかりできています。
まとめ
準備をして、安全に雪の季節をのり切ることが出来るとよいですね。
冬は夏にもまして救急車の出動が増えています。若い人の患者も多いのです。
雪道などでの骨折は治るのに時間がかかり、大変です。
そんなことにならないように、日ごろから注意してゆっくり安全に生活することを心がけましょう。
車の場合だったら交通事故につながらないように安全運転をしてほしいと思います。
車に乗らず、バス・電車などの公共機関を利用することが安全につながります。
雪の時などは出来るだけ利用することをおすすめします。
けがなく楽しい冬が過ごせるとよいですね!
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