自分で完璧主義者だと思っている一部の人は、理想が高くて完璧に物事をこなせる、または、周囲の人が思い通りに動いてくれる、と思いがちです。
「できないくせに完璧主義」の人は、基本的に自分の実力以上のものができると思い込んでいる人が多いですね。
思い通りにいかないと、自分自身を追い詰め、周囲の人には無理を言ってしまいます。
結果的に「できないくせに完璧主義」と認識されて、嫌われてしまうこともあります。
一度、立ち止まって自分の実力を冷静に見つめてみましょう。
そして人に頼ることを覚えると、大きなストレスから解放されますよ。
この記事では、
・できない原因は自信が持てない！
・できない人の対策法を解説
・できないくせに完璧主義の特徴は？
などについて紹介しますね。
自分のことを正しく知って受け入れ、周囲に頼ることを覚えると、今までよりも充実した毎日を過ごせると思いますよ。
できないくせに完璧主義な人は？
完璧主義が強すぎる人は…なにより大切なことをプロフの最後に残しました。 pic.twitter.com/1ibUCWzAFN
— かつし (@Katsushi30days) September 27, 2023
「できないくせに完璧主義」の人は、基本的に自分の実力以上のものができると思い込んでいます。
周囲に認められたい気持ちから頑張りますが、結果が出ないで自分自身を追い込んでしまいます。責任感の強い人が多いだけに、精神的に疲れやすくストレスを溜め込みやすいです。
また、完璧にできると自分にプレッシャーをかけているので、周囲の目や評価を強く気にして自分の「完璧主義」に悩みます。
求められていることが実力以上のものでも、「私はできる」
「しなくてはいけない」「するべき」などと思い込む人が多いそうです。
最初は頑張っているな、と思ってくれるかもしれませんが、高い理想と完璧を周囲の人にも求めることも多いので、逆に評価が下がっていきます。
ミスをしたりできないことが分かると、どうにかしなければ…と自分を追い込んでしまい、精神的な病気になることもありますよ。
理想が高すぎると、実力が追い付かず、周囲の評価も得られない、なんて、いいことはありませんよね。
完璧主義が悪いという訳ではありませんが、
・自分自身の実力を知って求める理想との差を知る
・周囲の人に自分の気持ちを伝えたりする
そして、頼る事などを覚えると、疲れやすかった毎日が楽になりますよ。
できない原因は自信が持てない！
完璧主義を少しずつ手放していこう。なぜなら自分だけでなく人にも厳しくなってしまうから。自分に対する過度の期待や完璧を求める姿勢は、他人にも同じ基準を押し付けてしまいがち。そうなると自分も生きにくくなる。他人も許せなくなる。
負のスパイラルが起こる。まずは完璧主義をやめるとこから。 pic.twitter.com/nPLR2BNsOb— 日野りえ@ Kindle作家✖️教員 (@hinorie555) September 7, 2023
できないくせに完璧主義の人は、
・「私はできる」「しなくてはいけない」「するべき」などの思い込み
・周囲の目や評価を過剰に意識して自分を追い込むなどの、自信のなさから来ます。
この自信のなさは、生まれ持った性格も影響しますが、幼少期の環境も大きいです。周囲の反応をよく見ている子は、周りにいる大人の顔色を伺ったり、良い子を演じようとしている子もいます。
周りの大人の叱責が怖かったり、完璧主義者が多い環境だと、子供に大きく影響します。家庭環境での厳しい教育も、子供の精神面を変えてしまうものの一つです。
小さな頃から、周囲を伺うような生活を続けていると、できるだけ周囲の期待に応えようと完璧主義になっていきます。
実力以上のものでも応えなきゃいけない、と思いながらも「失敗してしまったら」「できないかも」とネガティブ思考が芽生えます。
そして、思うような結果が伴わなければ、理想と現実のギャップに大きなストレスを感じるんです。
また、幼少期の環境で自己肯定感が形成されます。
その時期に、成功体験がなかったり、周りの大人が認めてくれないで成長すると、自己肯定感が低い人が多いです。
自分の本当の実力などを認められないまま成長すると、自信が持てないネガティブ思考になりやすくなります。自信がない人は、この自己肯定感が低い傾向にあるんですね。
幼少期に作り上げられたルールが自分のルールになり、世間一般のルールだと思い込んでいるので、生きづらさもありストレスも溜まりそうです。
作り上げられたルールの中の基準は「理想」のラインであって、あなたに合った「現実」ではありません。
自分自身を知ることがとても大切です！
できない人の対策法を解説
note
第６章 継続がニガテなあなたへ
6-1 継続するためのマインド■完璧主義をやめる からの一節です。 pic.twitter.com/bsFjm8sR30
— ごーど｜「心の余裕」の作り方を学ぶ (@SureGoahead) January 28, 2023
完璧主義を目指していてもできない人は、理想と現実の大きな違いに疲れ切っています。考え方を変えることはとても難しいですが、少しずつ意識してみましょう。
高すぎる目標をたてない
自分自身の実力を知って、それに合う目標を設定しましょう。
叶えられない目標の時よりも、ストレスが軽減して満足感を得られるはずですよ。
また、自分を追い詰める「私はできる」「しなくてはいけない」「するべき」なども、控えましょう。完璧にできないことで、ストレスが溜まる原因になりますよ。
ミスや失敗を受け入れる
自分のミスや失敗を受け入れられない完璧主義者が多く、自分を精神的に追い詰めたり、周囲にも高い理想を求めます。
ミスや失敗をすることで、人は成長していくので、ミスを受け入れることも大切です。
また、自分自身に厳しい人は、他人にも同じように完璧を求めることが多いです。
一人一人の能力は違って失敗はするもの、自分を含めて誰にでもできないことはあることを知りましょう。
小さな成功を喜ぶ習慣
目標や理想が高すぎる完璧主義は、大きな成功にしか注目しません。
自分自身を褒めることが大切で、小さな成功も立派な成果だと認めましょう。
アドバイスを素直に聞く
自分が正しいという気持ちがあるので、周囲からのアドバイスを無視することがあります。たとえ考え方が違うアドバイスでも、人の話を聞くことで視野が広がることがありますよ。
また、完璧にできていると思っている他の人も、全て一人でこなしている訳ではなく、時には周りの人に助けを求め、アドバイスを得ています。
人に頼るのは恥ずかしいことではないことを理解して、素直に頼ってみましょう。
今まで身につけていた完璧主義の考え方からは、そう簡単に抜け出せません。
自分自身を見つめなおすことも大切ですが、信頼できる友人や家族などを頼って、アドバイスをもらいましょう。時には厳しい意見があるかもしれませんが、自分では思いつかない意見が聞けるので貴重ですよ。
そして、自分を責めないようにすることが一番大切です。
できなかったことだけに注目しないで、どこまでできた、それをするための努力や得られた結果を見つけて、次へとつなげていきましょう。
できないくせに完璧主義の特徴は？
できないくせに完璧主義の人の代表的な特徴を紹介します。
自分が常に正しい
自分が正しいという考えから、失敗を認められません。
周囲に指摘されても、自分の意見と違うと否定したり、頼ることもあまりしないので、無理をしてしまいがちです。
高い基準
周りの人を含めて自分自身にも高い基準を求めて、完璧さを求めがちです。
責任感が強い
完璧にこなさないといけない、という責任感から、自分の実力以上のものであっても完璧さを求めて、自分自身を追い込んでしまっています。
自分に厳しい
小さなミスや失敗を許さないで、周りの人を含めて自分にも、完璧を追求します。
できないくせに完璧主義だと自分で分かっていても、簡単に変えられず、どうにかしたいと思いながらも月日が流れていきます。
理想の高い完璧主義からくる悪影響の、代表的な例を紹介します。
幸福感が低い
できるはずなのに「できない」「失敗した」などが続くと、マイナス思考になる人が多いです。
結果が得られないことが多く、常にプレッシャーや不安を感じています。
完璧にできても、満足感よりストレスと疲労感だけが残っている、なんてこともあります。
パフォーマンスの低下
キャパシティーを超えていて、周りの人のアドバイスを聞かないことがあるので、時間とパワーを無駄に消費しています。
周囲から嫌われる
自分自身だけではなく周りの人にも、高い基準と完璧さを求める傾向があるので、嫌われやすいです。
自分自身の限界を知って、かけ離れた理想を自分にも周りの人にも求めないようにすれば、自分のことを嫌いにならず、周りの人からも嫌われないと思いませんか？
ストレスからも解放され、今よりも毎日が楽しくなると思いますよ。
まとめ
自分自身を理解している完璧主義の人は、自分の限界を知って計画的に行動し時には周りの人のアドバイスを求めます。
そして、周囲の評価を気にしないので、失敗を恐れません。
できないくせに完璧主義の人は、理想を高く設定していてできないことを理解しておらず、周りの人にも自分の理想を求めています。
周囲の評価を過剰に意識しているので、失敗を恐れますが、理想が高いので結果が伴わずにストレスを溜め込むタイプが多いです。
完璧主義を求めるのは悪くありませんが、自分自身をよく知ってできない部分もあることを認めてあげましょう。
自分に適した完璧主義を実施していたら、今までのようなストレスから解放されて、結果が得られると思いますよ。
