死亡・死去・逝去そして「他界」の違いと意味を正しく使う!お別れの文例集と言葉まとめ!

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死亡・死去・逝去

「死亡」「死去」「逝去」の言葉は、誰かが亡くなった時使われる言葉ですね。
どの言葉も同じ意味合いのように見えますが、言葉にはそれなりに違いがあります。

一体これらの言葉にどういう違いがあるのでしょうか。
あるとすると、その違いと使い方など知りたいですよね。

この3つの言葉について簡単にまとめてみました。

辞書には、
・「死亡」―死ぬこと
・「死去」―人が亡くなる意味の漢語的表現
・「逝去」―人が死んだことの敬語

すべて人の死のことなんですね。

このサイトでは、
「死亡」と「死去」と「逝去」&「他界」の違いと意味を正しく使う!」
合せて「お別れの文例集と言葉まとめ!」と題して紹介します。

私も社会人になった当初は「逝去」の読み方がわからずに、
恥ずかしい思いをした経験があります。

そんな恥ずかしい思いをしないように、
3つの言葉の違いをここで、一緒に学んいきましょう!

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死亡と死去と逝去の違い

「死亡」「死去」「逝去」この3つの言葉は伝える相手によって違います。

まず亡くなった人(伝える相手)はどのような方なのかを把握します。

「目上の人か?」
「親戚か?」
「知人か?」

 

死亡とは

死亡は、事故や事件で起こった現象、
つまり不特定多数の人や動物が亡くなった時に用いられます。

死去とは

家族や身内の人間が亡くなり、人に伝える時は「死去」を使います。

あなたがもし会社員だとして会社の人が亡くなった事を、
外部の方にお知らせする時には「死去」を用います。

また、家族や身内の誰かが亡くなり、
それを会社やご近所に伝える時も「死去」と表現します。

「死去」の他にも「他界」や「永眠」などを用いる場合もあります。

新聞・ニュースなどで誰かの訃報を伝える場合には、
普通「死去」が用いられます。

これは死亡の事実を「ファクト」として捉え、、
気持ち・感情を盛り込まないためです。

 

逝去とは

目上の方や敬意を払うべき方が亡くなり、
お悔やみを申し上げる時は「逝去」をつかいます。

「逝去」は「死」の尊敬語で、
他人の「死」に対して敬意を込めて表現した言葉です。

これは、立場上敬うべき言葉遣いの方が亡くなった場合といえます。

例えば、取引先の方、親交のあった友人や近所の方が亡くなり弔電を打つ時などです。

「ご尊父様のご逝去に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。」
といった文面には亡くなった方への敬意を表しているのです。

あくまでも他人の死について使う言葉ですから、
身内の死について「逝去」は使いません

例えば、父親が死んだ際には案内に、
「○○が〇月〇日に永眠いたしましたと記載し、
「逝去しました」とは書かないのが普通です。

そして「他界」とはどういう意味なのかについて説明します。

 

「他界」とは?

「他界」とは、「死後の世界」という意味です。
また「死ぬこと」についても言います。

簡単に言えば、「あの世に行くこと」といった意味合いですね。

読み方は「たかい」で、
・「父はすでに他界しました」
・「先ほど○○さんが他界されたそうです」
のように使います。

※「他界」もまた、「死去」や「死亡」
などと同様に「人が死ぬこと」を指す言葉ですが、
微妙なニュアンスですが違いがあります。

「他界」の場合は「死」という言葉を使いません。

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死亡と死去と逝去の意味は

死亡と死去と逝去

死亡も死去も逝去も人が死ぬことを指していますが、
どういった場面で使われる言葉なのか?

それではそれぞれの言葉の意味について説明していきます。

死亡の意味は

死亡とは、公的な場面で使われる言葉です。

言い換えれば「死亡」とは、
「人が死ぬこと」という意味の言葉なんですね。

言い換えれば人間が生命を失うことを指しています。

読み方は「しぼう」です。

この読み方は事故や災害のニュースで「○人死亡」という様に使われます。

また死去とは違い、
先ほど死んだばかりの人に対しても使うことができます。

もちろん、死んでからしばらくたった場合でも、
「彼は死亡した」などという具合に使うこともできます。

ちなみに「死亡」の「亡」という漢字は、
「人の死体に何かの物を添えた」状態を表し、
「人が亡くなる」を意味しています。

 

死去の意味は

死去とはこの世を去った人という意味があります。
人間が生命を失うことを指しています。

つまり、死んでからしばらくたった人のことを指しています。

今しがた死んだばかりの人に対して、
「彼は死去した」というような言葉の使い方は基本的にはしません。

※死亡と死去の使い分けを間違う人が多いので注意しましょう!

 

逝去の意味は

逝去とは亡くなった人に対して敬意などの気持ちを表しているとき用います。

自分以外の者が死んだ時、それに敬意を表して言う言葉です。

読み方は「せいきょ」です。

例えば「○○様のご逝去を悼み・・」
「恩師が突然ご逝去されました」というように使います。

「逝去」の「逝」という漢字は、
「斧で草木をバラバラにする」ことを表しています。

また「去る」「死ぬ」の意味を持っているようです。

「逝去」も基本的には「死亡」とは相違ありません。

また「死去」とは表現が少し違いますが、「
身内的には使用できない」という点が違います。

「死去」が自分との関係を問わずに使えるのに対し、
「逝去」は原則として、他人にしか使えないようになっています。

 

「死亡」「死去」「逝去」の使い分け文例

ここで、それぞれ、具体的な文例をあげておきます。

<死亡の文例>
•火災が発生し、これまでに3人が「死亡」した。
•県内の交通事故による「死亡」者数は減少傾向にある。
<死去の文例>
•作家のA氏が「死去」した。
•親戚のBさんが「死去」しました。
•弊社社長Aの「死去」に伴いBが社長に就任しました。
<逝去の文例>
•国際的有名な映画監督のA氏が、○月×日、「逝去」した。
•御母堂様のご「逝去」を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
•取引先のA社長が「逝去」されました。

このように、意味は同じでも場面によって用いる言葉は違ってきます。

これから、仕事上やそれ以外でもいろいろな場面に遭遇することでしょう。

言葉の違いを理解して、報告をしなければいけなくなったときなど、
相手に失礼のないようにしたいですね。

社会人として是非覚えておきたい言葉の使い方です。

 

まとめ

いかがでしたか?

死亡と死去と逝去の意味と違いや使い分けをお話しましたが、
理解できましたでしょうか?

知ってるようで戸惑うことが多い言葉や使い方ですが、
前もって知識を持って対処することができれば恥をかかなくてすみます。

よく聞く言葉ですが意外と知らないのが現実です。

これを機にしっかり覚えていざという時に慌てないようにしましょう!

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