桜が散り始めると、毛虫が活躍する季節が近づいてきましたね!
庭木の葉っぱの裏側など、家の周辺で良く見かけるようになります。
毛虫に刺されて大変な目に会ったとか?何か嫌な思い出などありませんか?
私は、今まで毛虫に悩まされた経験はありませんが、知り合いが毛虫に刺されかぶれて困った
という話は何回か聞いたことはあります。刺されたらかなり痛くて腫れあがったという話でした!
4月に入る頃に、肌が露出した部分に赤いブツブツができて痒さに悩まされる人がいます。
じんましんやアレルギー反応の可能性もありますが、それ以外にも毛虫が原因で起こる皮膚炎、
「毛虫皮膚炎」の可能性もあります!
ここでは、毛虫に皮膚を刺されかぶれたときの症状と対処法を紹介します!
毛虫に刺されたかぶれはうつるのか不安に思う方も参考に見てみてくださいね。
毛虫に皮膚を刺されたかぶれはうつるの?
毛虫の「毒針毛」が触れることで皮膚炎を起こしますが、
体中にうつることはありません。
「うつる」のではなく、「毒針毛」に触れて出来る症状です。
症状は赤いポツポツの発疹が出て、我慢できないくらいの痒さが出ます。
掻きむしると周囲にひろがる可能性がありますので掻きむしらないよう注意してください!
毛虫は4月頃に孵化した幼虫から成長し、樹木の葉を食べます。
そして6月頃にはさなぎ、7~8月にかけて成虫の蛾となり、樹木などに産卵します。
そして、毛虫が多く発生する場所は、私達の周りに普通にある公園や庭の樹木に住みつき、
鳥やスズメバチなどの天敵に見つからないよう、木の葉の裏に大量に卵を産みつけます。
ガーデニングしている方は、大切に育てている野菜や花などに毛虫がいるの
をよく見かけるんじゃないでしょうか?
最近のアウトドアブームで、以前より自然に触れることが増えた方もいて、
毛虫の被害にあう方がいると思います。
毛虫には2種類
毛虫には、「有毒の毛虫」と「無毒の毛虫」の2種類が存在しています。
ほとんどの毛虫は無毒の毛虫ですが、私達の生活圏に有毒の毛虫が多くいます。
有毒の毛虫は「毒針毛」と呼ばれる細い毛が大量に身体を覆っています。
この「毒針毛」が私達に皮膚炎を起こす原因になっているんですね。
症状は赤いポツポツの発疹が出て、我慢できないくらいの痒さです。
痒さのあまり掻きむしると周囲にひろがる可能性があります!
万が一刺されたら、落ち着いて対応したいですね。
毛虫に刺されたらできるかぶれはどんな症状?
アレルギー性の蕁麻疹かと思いきや、毛虫皮膚炎とのこと。最近毛虫なんか触れるどころか見た憶えすらない、としても、風に舞った毒針毛が肌に付くだけでこうなりえるのだと知って、納得。全身に広がり、何にも集中できないくらい痒いです。皆さんも気を付けて!#チャドクガ#毛虫皮膚炎 pic.twitter.com/Sk5l10Ko2J
— 伊吹留香 5/20 野毛 旧バラ荘 (@ruka_ibuki) September 11, 2018
毛虫に触れてもいないし刺されてもいない、そもそも毛虫なんて見てないのに!と思われるかもしれませんが、「毒針毛」というのは風で飛散するので、知らないうちに触れていたりすることがあります。
「毒針毛」が私達の皮膚につくと、発疹や赤み、痒みといった炎症が起きます。
肌から露出している部分に一番被害が多いです。
風にのって飛んできた「毒針毛」が洗濯物に付着したまま着ると、
触れている部分が炎症を起こすこともあります!
また、毛虫の種類によって症状は違いますが、刺されたらまずピリピリとした違和感が生じます。
刺されたときから激痛が走る種類もあるそうです。
そのあとに、赤い発疹や痒みが現れて、痛みがある痒みが続きます。
我慢できなくて搔きむしると、「とび火」して周囲にひろがることがありますので搔きむしらないよう注意しましょう。
症状が出てすぐに他の人が様子を見たり手当てしようとすると、「毒針毛」が残ってる可能性があります。それに触れたら、手当てしようとする人にも同じような症状が出るかもしれません。
皮膚炎であって、感染症ではありません。
かぶれたときの対処法は?毒針毛対策は?
刺されたという自覚があったり、すぐに症状が出るときもあります。
時間が経ってから症状が出るときもあります。
判断が難しいですが、明らかに毛虫に刺された!というときはどうすればいいでしょうか。
毛虫に刺されてしまったときの応急処置
ガムテープやセロテープが良さそうです。毒針毛が見える場合はピンセットで抜きましょう。
毒針毛はとても細くて見つけづらいので、シャワーで全身を洗い流すのも手です。
他の洗濯物とは別にして洗濯しましょう。
注意点として、毛虫に刺されたら我慢できないくらいの痒さに襲われます。
また、毛虫によるものなのか分からないときもあります。
原因が分からない場合は、迷わず皮膚科へ行きましょう!
そして、応急処置をしても、適した処置をしてもらうために皮膚科へ行くことをおすすめします!
毛虫が発生する時期はいつ頃が多いの?
地域にもよりますが、桜が散り始める4月頃から毛虫が発生します。
春の終わり頃から初夏(4~6月)、夏の終わりから秋(8~9月)がピークと言われています。
有毒の毛虫の種類を3つを提示
1.チャドクガ
ツバキ・サザンカ・チャノキの葉裏などに生息しています。
・発生時期:②8~9月(幼虫)、10月(成虫) の2回です。
刺されたときの痛みがほとんどなく、あとからヒリヒリとした痛みと激しい
痒みに襲われます。
2.ドクガ
サクラ・ウメ・クヌギ・バラなどに生息しています。
・発生時期:6~8月です。
ドクガはチャドクガの12倍もの毒針毛を持っていると言われていて、刺さ
れると赤い発疹や痛み、痒みを伴う激痛が走ります。
3.ラガ
サクラ・ウメ・ケヤキ・カエデなどに生息しています。
・発生時期:7~11月です。
イラガは刺されたときの痛みが強いですが、1~2時間でいったん治まります。
その翌日に同じ場所が赤く腫れて痒みを生じることがあります。
チャドクガが生息する樹木は公園や庭に多いですね。年2回発生するのでチャ
ドクガの被害が多いです。
私達が薄着になってくる時期とも重なるので、更に毛虫に刺される被害が増える理由なのかもしれません。
まとめ
毛虫に刺されてかぶれても、死ぬことはありませんが、刺されたら激しい痒みや痛みに襲われます。
眠れないくらいの痒さになることもあるので、耐えうることは大変ですよね!
毛虫の被害が増える時期は、私達も薄手の服や半袖を着ている時期です。
自然が多い場所へ行くときは、できるだけ肌を守れるよう長袖の服を持っていくなどしましょう。
ご自宅の周りに毛虫が好みそうな木があったらチェックするのも忘れずに!
万が一のために応急処置を覚えておくと慌てずに済みますよ!
コメント