入浴中や掃除のとき、一般的にピンクカビと言われている、
汚れを見つけたことありませんか?
身体をキレイにする場所なのに、
汚れているのを見つけるとイヤな気持ちになりますよね…。
そもそもちゃんと掃除しているのに!とも思います。
実はそれ、カビではありません!
ロドトルラという酵母菌なんです。この菌は、
浴室の環境が大好物でちょっと手を抜くとすぐに繁殖します。
ここでは、お風呂の床のピンクカビの防止方法と汚れの落とし方のコツを紹介しますね!
繁殖しないよう防止方法も参考にして、できるだけ発生させないよう対策しましょう。
お風呂の床のピンクカビを防止する方法!
ピンクカビが発生しないように対策しましょう!
浴室はスッキリと
床などに物を置きっぱなしにすると水はけが悪くなって、
ぬめりが出たり、ピンクカビが発生します。
洗面器やイス、シャンプーボトルなどは、
可能なら床に置かないようにしましょう。
洗面器やイスはフックなどに吊ったり、
斜めに立てかけるなどして風通しを良くします。
ボトルもラックなどを活用して、床に直接置かないようにしましょう。
浴槽の蓋をする
エサの一つである湿気は、蓋を開けたままだと湯気が出てきて、
高温多湿を保っている状態です。
お風呂から上がったら浴槽には蓋をするようにしましょう。
壁や床の汚れを落とす
浴室使用後は、皮脂やシャンプーなどの汚れがついています。
エサを残さないようにシャワーで落としましょう。
そのときに、汚れが溜まりやすい棚やラック、
床の溝や排水口周辺は念入りに流します。
また、週に1回は浴室用洗剤を使って壁や床を洗いましょうね。
水滴を拭き取りましょう
ひと手間かかって、風呂上りなのに汗だくになるのがネックですが、
壁や床、排水口周辺の水滴をタオルやスクイージーで取り除きましょう。
スクイージーはあると便利ですよ。
換気をしましょう
入浴後は、換気扇を回す、窓を開けるなどして、こもった熱気や湿気を追い出します。
お風呂の床のピンクカビの落とし方と掃除法!
皆さん、ピンクカビを見つけたらスポンジで擦って水で洗い落しますか?
結構簡単に落ちますよね。
でも、そのやり方は見た目のピンク色が落ちているだけで、
菌自体は残っていますよ!
落とし方を3種類紹介します。
基本は浴室用洗剤
黒カビのように菌糸を伸ばして奥まで入り込んでいる訳ではないので、
スポンジで擦れば落とせます。
スポンジに浴室用洗剤をつけて、擦り洗いしましょう。
ピンクカビがスポンジに移ってしまう場合があります。
使用後はよくすすぐか、小さいスポンジを用意して、
使い捨てにするのも衛生的です。
消毒用エタノール
エタノールをピンクカビが発生している場所に吹きかけます。
数分置いてから流すとキレイに除去できます。
まだ付着している場合は、お風呂用ブラシにエタノールを吹きかけて、
擦って洗い流してみましょう。
塩素系カビ取り剤
ピンクカビが気持ち悪くて擦りたくない!という人には、
塩素系カビ取り剤を活用しましょう。
ピンクカビにカビ取り剤をスプレーして、数分置いたあと水で流します。
使用している製品の説明書をよく読んで、
取り扱い方や時間をちゃんと守りましょう!
酸性タイプのものと混ざると有毒がガスが発生して危険です。
必ず単独で使用してくださいね。
お風呂の床のパッキンに生えたカビを防止する方法!
この「かびとりいっぱつ」、カビキラーでも落ちなかった風呂場のパッキンのカビがきれーーーいに落ちた!すごい!!1,700円超だったけど、たくさんあるから長く使えるし、カビキラーたくさん使って何本も買うよりは経済的な気がする! pic.twitter.com/lo8Dnp1mvS
— とも@男女双子7歳(覇王) (@to_ono) October 9, 2016
浴室は、ピンクカビと呼ばれるロドトルラと黒カビが発生しやすい環境です。
2種類とも、温度20~30℃、湿度70%以上で繁殖しやすくなります。
黒カビは、もともと土壌に潜むカビですが、空気中を漂ってきて繁殖します。
エサとなる栄養は皮脂や髪の毛、石鹸カスです。
放置すると、どんどん広がっていきます。
黒カビは本当に厄介ですね!
特にゴムパッキンに悩まされているご家庭も多いのではないでしょうか。
落とそうとして洗剤をつけて強く擦ってしまう方もいると思いますが、
実はゴムパッキンは擦っちゃダメなんです。
擦ると傷がついて表面がデコボコになります。
ミクロのカビ胞子が入り込み、繁殖する原因となってしまうんです。
奥の方までしっかり除菌するためには、塩素系カビ取り剤を使いましょう。
お掃除の手順
1.前準備
ゴム手袋やマスクをしたり、肌につかないような服を着用するなど、十分注意してください。
ご使用の製品の説明書をよく読んでくださいね。
2.黒カビがあるところを完全に乾かします。
水分がある状態だと、塩素系カビ取り剤の効果が十分に発揮されません。
浴室の水分をしっかり拭き取るか、換気して乾かしてから始めましょう。
3.塩素系カビ取り剤を黒カビにかけます。
キッチンペーパーをかぶせて、その上からまたスプレーしてパックします。
蒸発や流れ落ちるのを防ぐために、ラップを貼るとさらに効果的です。
少しずつ浸透するので、しばらく放置します。
4.洗い流しましょう。
ほとんどの黒カビは取り除かれてキレイになっているはずですが、残っている
場所があればブラシやスポンジでやさしく擦り落としましょう。
ここからは、発生させないよう普段から取り組む方法です。
黒カビとピンクカビに有効ですよ。
高温のシャワーをかける
カビ菌は50℃以上のお湯で死滅します。
お風呂から出るときは、シャワーで浴室全体にお湯をかけて予防しましょう。
水気を拭く
浴室使用後に水分を拭き取ることで、浴室の湿度が早く下がり、黒カビの繁殖を抑えます。
水気を取るためのタオルやスクイージーがあると便利です。
なるべく物を置かない
棚やカウンター、イスなどを置いている床は水が溜まりやすく、ぬめりが発生しやすい場所です。
そのまま放置していたら、黒カビが生える原因になってしまいます。
換気扇をまわす
天井など拭き取りづらい場所には細かい水滴がついているので、
換気して乾燥させましょう。
防カビ剤を活用する
疲れて帰ってきてやる気が残っていない方は、市販品をうまく活用して負担を減らしましょう!
防カビ剤は、天井などの掃除しづらい部分まで、手軽に黒カビ予防をすることができますよ。
ピンクカビの正体と生える原因は?
ピンクカビと呼ばれるロドトルラという酵母菌は、空気に普通に存在しています。
水分がある場所が好きで、浴室以外ではトイレやキッチンなどでも繁殖します。
カビより繁殖するスピードが速く、
好みの水分がある場所に付着するとあっという間に広がっていくんです。
そして、カビが発生しやすい場所に繁殖するので、
放置していたら黒カビが生えてくる可能性があります。
カビの前段階の汚れということになりますね。
見つけたら、できるだけ早く落とすことがカビ予防になります。
高湿度で水分があって、石鹸汚れや皮脂、
水垢などがある場所が大好物なので浴室は繁殖する絶好の場所なんですね。
厄介なことに、エサとなる石鹸汚れが少なくても繁殖しやすくそのスピードも速いので、
キレイに掃除しているのにすぐ目につきやすい不愉快な汚れなんです!
見つけたら可能な限り早く落として、ピンクカビが広がらないようにします。
そして、黒カビが生えないように注意しましょう!
まとめ
ピンクカビや黒カビを発生させないことが、お風呂掃除を楽にする方法です。
と言っても、使用するたび掃除していてもピンクカビを見つけたり、
黒カビが発生してしまうこともありますよね。
ピンクカビの段階で気づいて掃除すれば、
落とすのが大変な黒カビの発生が抑えられるかもしれません。
浴室使用後は汚れをちゃんと流して、湿気を追い出し、水気を拭きとる。
少し負担かもしれませんが、頑張って習慣化させるとあとの掃除が楽になりますよ!
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