辞める雰囲気がなかった人が急に退職する理由は人それぞれの理由がありますが、一緒に頑張っていくはずと思っていたらビックリしますよね。
どうして退職を選んだのか尋ねても、多くの人は本音を言わないそうです。
いきなり辞めるのは、会社にとっても社員にとってもかなりの痛手です。
職場環境に問題があるのなら、社員のちょっとした変化を感じて、話を聞くことが大切なんですよ。
この記事では、
・辞めないと思ってた人が辞める雰囲気と理由を調査
・本当に辞めそうな人を事前に把握する重要性とは
・本当に辞める人の雰囲気や特徴は?
などについて紹介しますね。
辞めてビックリしたという人の大半は、社員にも会社にも頼りにされていた人です。なぜ辞めることを選択したのか理解して、長く勤務してくれるような環境にしていきましょう。
辞めないと思ってた人が辞めるのは何故?
辞めないと思ってた人が辞めるのは、ビックリしますが珍しくありません。
そういう風に思われる人は、仕事に真面目に向き合う優秀な人が多く、会社にとっても痛手です。
辞めたらまた募集をして、一から仕事を覚えてもらうので、生産性や効率が悪くなります。
相談してくれたら…と、残された社員は思うかもしれませんが、相談できる環境がないと、本当の理由を言わないまま退職を選ぶ人が多いんですよ。
辞めないと思ってた人が辞める人の特徴
普段から真面目に働いている
真剣に仕事をし続けている人が退職すると言うと、「辞めると思わなかった」と思われます。
周囲から見ると、今の仕事環境に満足していて、やりがいを感じているように見えるからです。
真面目な人は、やりがいがなくなってきても、与えられた仕事は責任を持って取り組みます。不満を日々感じながら、周囲に悟られないように退職を選んでいきます。
人当たりがよくて会話しやすい
周囲とコミュニケーションがとれていて円滑に仕事が進む人が多く、周りから信頼されている人が多いです。
こういう人は、不満や愚痴を言うことが少ないです。
また、本人が職場で求めているものが得られないと、不満が残ります。それが安定した立場であっても、求めているものが得られなければ、本人は満足することができません。
周囲が気づいていないだけで、不満を抱えてストレスが増えていき、退職を選ぶことがあります。
個人的な理由で、どうしても仕事を続けられないという理由もありますが、多くは職場環境に対する不満が関係しています。
会社に不満がある人は、相談しないことも多いので、周囲の人は「辞めないと思っていた」と思うんですね。
辞めないと思ってた人が辞める雰囲気と理由を調査
辞めないと思ってた人が辞めたらビックリしてしまいますが、辞めそうな雰囲気って少なからずあったと思います。
辞めないと思っていた人が退職する雰囲気
有給を使うことが多くなる
転職活動をする場合、平日に面接などがあるので、有休をとることになりますよね。ほかにも有給消化や働く気持ちがなくなったなど理由は色々あります。
突然の有給などは、いつもとは違う理由で有給をとっていると思った方がいいかもしれません。
急に人付き合いが悪くなった
今まで遊びや飲み会に参加していた人が、頻度が減ることがあります。
親しかった人は関係が続くかもしれませんが、社内の付き合いしかなかった人とは一定の距離を置き始めることが多いです。
休憩時間に調べ物をすることが多くなった
休憩時間の過ごし方で、スマホやPCを真剣に見ることが増えたら、いろんな原因の中の一つに、転職情報を検索しているかもしれませんよ。
自分の仕事なのに他人事
転職先がすでに決まっていたら、引継ぎを前提で仕事をしているかもしれません。
退職を選ぶ原因は一人一人違いますが、大きな原因に働く環境が良くなくてやる気をなくし、ほかの会社へ目を向けていきます。
辞めやすい職場の環境
働く環境の問題
人は会社のためだけに生きている訳ではありません。
労働時間が増えて、プライベート時間が確保できなくなると、ストレスを感じ始めます。疲労が溜まると、人によってはメンタル面に影響を及ぼすことがあるので、限界を感じ始めて退職を意識します。
また、スキルやキャリアアップをしたくてもその機会がないと、会社での評価が得られなかったり、その会社に属していても将来性を感じません。
求めるスキルやキャリアアップを叶えるために、ほかの会社で自身の成長を求めます。
人間関係が悪い
仕事をする上で、社員同士の関係はとても大切です。上司の的外れな指示や偏見、不適切な言動などが際立っていたり、コミュニケーションがとれない仕事仲間が多いと、仕事を円滑に進めることができませんよね。
社員同士のコミュニケーションと情報共有が不足している職場は、仕事をしていて非効率で、ほかの会社に目を向ける人は多くなります。
本当に辞めそうな人を事前に把握する重要性とは
長く勤務している優秀な人もいきなり退職されると、会社にとっても一緒に仕事をしている社員にとっても大きな痛手です。
辞めそうな人を事前に把握する重要性
早めの対処で引き留められる可能性が高くなる
仕事に不満を持っていそうな人や悩んでいる人を早く知ることで、対策が立てられます。早い段階で話を聞くことができれば、悩みや不満を知って対策できる可能性がありますよね。
仕事をする上で、お互いを良く知ってコミュニケーションをとることは、とても大切なんです。
生産性の低下を防ぐ
仕事に対してやる気をなくしたり、退職を考えている人は、仕事の生産性が低下する傾向です。職場での責任感を放棄することもあるので、ミスが増えて関わる人達にも非効率さが影響していきます。
また、ある程度仕事を覚えている人が辞めるのは、会社にとっても、一緒に働いている社員にとっても大きな痛手です。
新しく入った人に一から仕事を覚えてもらうことになるので効率が悪くなります。早くに気づいて、なにが問題になっているのか聞くことが大切です。
社員の退職サインを見逃さないために
上司や、スタッフを管理する立場の人は、仕事だけに集中するのではなく、働いている人達の環境にも注目しないといけません。
社員の声を聴く
働いている人達の意見をよく聞いて、改善点がないか確認するようにしましょう。仕事や社員同士の関りなどに関する不満や問題点を聞き出すのが難しい場合は、アンケートなどで知れるといいかもしれません。
社内コミュニケーションの改善
年齢層が広い職場だと、会話でも気を遣うことが多々ありますが、できるだけ交流して話しやすい環境を作ることが大切です。
社員のコミュニケーションがとれている職場だと、悩みや不満を相談できやすく、問題解決に早く動けますよ。
これらは、権限がある上司だけではなく、一緒に働く人達でもできることです。
コミュニケーションをとることで、なにが問題化を知ることができるので、上司やスタッフを管理する人達と情報共有することができますね。
辞めそうな人が相談しない理由
実は相談しないで辞める人って多いんですよ。
家庭の事情だと詳細を話すのが躊躇われたり、留学や起業するなど、いろんな理由があります。その中でも会社に不満がある人は相談することが少なく、以下のような理由があります。
理解されないから
会社や社員に対して悩みや不満を持っているのは自分だけだと思っている人は周囲の人には理解されないと思って相談しません。
また、なんでそんなことを悩むの?と思われたり、相談したことで怒られるかもしれない、という思いで相談を躊躇することもあります。
更に、今まで仕事をしてきた経験上、不満を持っていても、解決しない・言っても改善しない、と思っていたら誰にも相談しないはずです。
自分に自信がない
ネガティブ思考の人は、自分の持つ仕事をこなす能力や価値を疑って自信がありません。相談して否定的なことを言われるのではないか…と思って相談を避けてしまいます。
また、
・自分の意見や話を聞いてもらえない相手だと思っている
・相談しても、適切な回答を得られないと思っている
など否定的な思考になっていると、相談することを選びません。
完璧主義者
高い目標を設定して、万事整った状態を目指して努力するような完璧主義者は自分自身で全ての問題を解決しようとして、人を頼りません。
仕事上での悩みなども、他人に打ち明けたり、助けを求めることができなくて、退職を選ぶ人もいます。
勤続年数が自分より長く、人間関係が良好に築けている人が相手だと、職場の悩みや不満を伝えても理解してもらえない、と思ってしまう心境は分かる気がします。
でも、悩みや不満は伝えないと、サポートしてくれる人・改善してくれる人は絶対に気づきませんよ。
まとめ
職場環境に問題がある場合には、改善する余地があります。
社員のちょっとした変化を敏感に察知して、話をする機会を作りましょう。
会社にとっても、働く人達にとっても、できるだけ働きやすい環境が用意出来れば、社員も長く働き続けられるかもしれませんよ。
優秀な社員、まだ未熟でも頑張っていた社員が辞めるのは、会社にも職場環境にも大きな痛手で、仕事の進捗にも影響してきます。
仕事が滞りなく終わればそれでいい、ではなく、社員同士のコミュニケーションを大切にして、相談しやすい環境があれば退職を選ぶ人は少なくなるかもしれませんよ。