卵の賞味期限は、「生食」で食べられる賞味期限ですぐに、
食べられなくなるわけではありません!
正しく保存しておけば、賞味期限を過ぎても、
加熱すれば美味しく食べることができます。
常備している方が多い卵ですが、
気づいたら賞味期限が切れていたなんてこともあると思います。
この記事では、
・賞味期限切れの見分け方と保存方法
・賞味期限切れの卵を食べるとどうなる?
・加熱したら何日まで食べられる?
について解説します。
物価の優等生だった卵も、価格が高騰していて、
できるだけ無駄にしないで食べたいですよね。
賞味期限が過ぎても、美味しく食べられることを知っておきましょう!
卵の賞味期限切れ1週間は加熱すれば食べられる?
お店で販売している卵には、「賞味期限」が表示されていますよね。
卵の賞味期限は、適切な保存方法をしていたら、
この日まで生でおいしく食べられます、という意味です。
適切な保存方法で賞味期限が切れた卵は、
しっかりと加熱すれば食べることができるんですよ
卵のサルモネラ菌による食中毒が不安で、賞味期限を気にする人も多いですが、
適切な保存方法、調理方法をすることで安心して食べられるんですよ。
卵の賞味期限
卵の賞味期限は、基本的にパック詰めしてから2週間後を設定しています。
その期間とは、サルモネラ菌の増殖が起こらない期間を基準にして決められていて、
保存状態と季節などによって変わります。
春 (4~6月):25日
夏 (7~9月):16日
秋(10~11月):25日
冬(12~03月):57日
季節で全然違うのが分かりますね!
菌の活動は、20~40℃で活発になるので、夏は増殖が起こりやすいので、
生食できる期限が短いんですね。
割った卵やヒビが入った卵
卵が割れて中身が空気に触れた瞬間から、雑菌が繁殖しやすい状態です。
とくに調理を中断したりして、溶き卵の状態のものを、
長時間常温で置いておくのはおすすめできません。
こういう時は冷蔵庫に入れるようにして、
できるだけ早めに調理を再開させましょう。
また、卵にヒビが入っている状態も、雑菌が繁殖しやすくなっています。
・賞味期限内の卵にヒビが入ってしまった場合は生では食べない
・ヒビが入って1~2日後の卵は、加熱調理
を、おすすめします。
卵は賞味期限切れの見分け方と保存方法を紹介!
保存状態に左右されますが一定期間を過ぎると、
劣化していくので必ず割って状態を確かめてみましょう。
賞味期限切れの食べられない卵のチェック
ネットで調べてみると、卵を水に沈めてチェックしたり、
水滴がついているか確認する方法などが出てきます。
分かりづらいことも多く、判断に迷いやすいです。
最終的なチェックは、割った卵の匂いや色の状態で確かめますよ。
卵の匂い
賞味期限が切れて傷んだ卵は、割ってみると異臭がします。
腐敗などで変質し始めると、
たんぱく質の腐敗臭がひどくなってすぐ分かるそうですよ。
卵の色
卵黄の色は、雌鶏の栄養状態で決まるので、白身(卵白)の色を見てみましょう。
ピンクや黄緑などに変色していたら、
シュードモナス菌という菌が繁殖している可能性があります。
割ったときの状態
・割った段階で、卵黄と白身が混ざり合った状態だった
・割ったときに、卵黄が崩れてしまった
こういうときは、劣化が進んでいる状態です。
上記で紹介したような状態の卵は、食べるのを控えましょう。
卵の適切な保存方法
冷蔵庫で保存
卵は、10℃以下ならサルモネラ菌が増殖しないで、
長期保存できると言われていて、冷蔵庫での保存が最適です。
長時間常温での放置は避けた方がいいですよ。
卵の置き方
卵はパック詰めする際に、全て殺菌作業がされています。
菌の繁殖を防ぐために、パックのまま保管するのがおすすめですよ。
日持ちしやすくなるように卵は、尖った方を下にして置いているので、
上下逆にしないようにしましょう。
卵の置く場所
また、冷蔵庫の中でも、棚の奥の方に保存するようにしましょう。
ドアポケットは、開閉が多くて温度が不安定になりやすく、
卵に振動が伝わりやすいので、卵の劣化が起こりやすい場所ですよ。
賞味期限が切れた卵を食べるとどうなる?
【生卵を食べるのは日本だけ?】
海外では食中毒の危険が高いため、生卵を食べることは珍しいです
そんな生卵を日本で当たり前に食べられるのは、衛生管理がしっかりしているおかげ
私は毎朝TKGですが、一度も食あたりしたことがありません
これってすごいことですよね!?#今朝のTKG pic.twitter.com/sOi4skImRx
— こばやし┃web3とAIとコミュニティ (@agrilife2030) January 19, 2020
賞味期限が切れた卵は、加熱して食べます。
ただし、適切な保存方法をしっかりと守って、
卵の状態をしっかりと確認するという前提がありますよ。
生卵・半熟卵などには適しません
賞味期限が切れた卵は、生卵・半熟卵・温泉卵などには向きません。
サルモネラ菌による食中毒の危険性があるためです。
ゆで卵にして食べるなら、固ゆで卵にして食べましょうね。
賞味期限が分からないとき
賞味期限が記載されているパックや紙を捨ててしまった場合は、
購入日を思い出してみましょう。
出荷されてからスーパーなどに並ぶまで2日、
遠隔地だと3~4日かかるのが大半です。
季節に応じた賞味期限を参考にして、賞味期限を調べます。
不安な場合、卵の平均的な賞味期限が採卵後2~3週間ほどなので購入した日と、
照らし合わせて、賞味期限を調べ、念のため加熱調理をして食べましょう。
賞味期限切れの傷んだ卵を食べてしまったとき
卵の食中毒の原因にはサルモネラ菌が関わってきます。
サルモネラ菌は、人をはじめ、牛や豚、鶏などの家畜の腸内、
河川や下水などの自然外に広く生息しています。
このサルモネラ菌が繁殖した卵を食べると、
12~72時間後に大部分の人が激しい腹痛や下痢、発熱、嘔吐などの症状が出ます。
サルモネラ菌は70℃で1分ほどの加熱で死滅しますが、
サルモネラ菌が増殖しないように適切な保存方法を心掛けましょうね。
卵は、鮮度や安全性を考えるなら賞味期限内に、賞味期限を過ぎてしまったら、
できるだけ早く加熱して食べるのが基本ですよ。
卵の賞味期限切れは何日まで加熱OK?
賞味期限を過ぎた卵は、1~2日程度なら生食でも食べられ、
7~10日ほどは加熱しても食べられると言われています。
それ以上経過した卵でも食べられるとも言われていますが、
安全性を考えるなら、できるだけ早く食べてくださいね。
賞味期限から長期間過ぎた卵や、また、常温で保存していた卵は、
加熱したとしても食べることはすすめられません。
卵を割ったときの匂いや色に異常がある可能性があります。
また、弾力性がなく平べったくなっている卵も食べない方がいいですよ。
食中毒を引き起こす可能性があります。
具体例として、調理した卵の賞味期限を紹介しますね。
ゆで卵の賞味期限は
ゆで卵の賞味期限は、
・殻付きゆで卵で2~3日
・殻なしのゆで卵で半日~1日
と言われています。
常温で置いておくと菌が増殖してしまうので、保存は冷蔵庫保存です。
また、濡れた状態で保存すると、賞味期限内でもサルモネラ菌が、
増殖したり早く傷む可能性があります。
意外と日持ちしませんが、煮卵だと冷蔵庫保存で固ゆで卵だと、
4~5日ほど保存できるそうですよ。
卵焼きの賞味期限は
朝食やお弁当に重宝する卵焼きは、
・常温保存:夏場2~3時間・冬場半日~1日程度
・冷蔵保存:2~3日程度
・冷凍保存:2週間程度
と言われています。
卵は賞味期限を過ぎても、しっかり加熱すればサルモネラ菌が死滅します。
ほかの卵料理の保存方法は
卵を使った料理は、常温保存は2時間以内を目安にしましょう。
冷たい卵料理は8℃以下で保存、温かい卵料理は60℃以上で保温します。
半熟状態の卵料理は、賞味期限内の卵を使用して、
そのときに食べ切るのが安心ですよ。
賞味期限を過ぎた卵は、卵だけの料理では70℃で1分以上、
他の具材と調理する場合は75℃で1分以上加熱しましょう。
まとめ
卵は冷蔵庫で正しく保存していれば、生食期間と加熱期間を合わせると、
結構長い間保存して食べることができます。
賞味期限は、安心して生食できる期限であって、
すぐに食べられなくなるわけではなかったんですね。
ただし、賞味期限切れの卵が食べられるかどうかは自己判断になります。
状態などのチェックをして、加熱調理することが大切ですよ。
不安に思ったら思い切って処分しましょうね。
美味しく安心して食べるなら、賞味期限と保存方法を守ることが大切です。
賞味期限切れの卵はしっかりと加熱して、最後まで美味しく食べましょうね。
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