お盆は年に一度、先祖の霊が家族の元へ帰ってくるとされていて、
先祖を供養する大切な行事です。
その中でも「初盆」は故人が亡くなって初めてのお盆なので、丁寧に供養を行います。
遺族はもちろん、故人と縁があった友人などを招いて法要を行い、
その後会食の席を設けることが多いです。(大半は親族が中心ですが・・・)
初盆では、招いた親族からお供えを戴きます。
当然、そのお返しについて考えなければならないですよね。
初盆なんて、始めてで戸惑うことばかりで大変な思いをされてる方も多いと思います。
お坊さんの手配から、何から何まで…てんやわんや状態になりますから( ;∀;)
経験のないことに出くわすと、分からないことが多くて当然です。
ここでは、「初盆の香典のお返しのマナー、おすすめの品物と金額の相場、
熨斗の書き方」などについてお伝えしていきます。
初盆の香典のお返し、おすすめの品物は?
初盆で親戚や親族など招く側になった場合に、
いただいた御佛前のお香典へのお返しはどうすればよいのでしょうか?
一般的には、場所を借りてお食事でもてなすため、お返しはお礼の挨拶や礼状だけで不要ですが、
粗供養または志という表紙でお礼の品物を贈る地域もあります。
親族や故人と親しかった方に関しては、法要後に会席を設けることがお返しとなります。
また、香典返しとして、引き出物を用意しておかなければなりません。
お返しの品物としては、
あと、季節に合わせて
など季節に合ったものを用意される方が多いです。
また、金額を多く頂戴しまった場合には、
香典返しの金額の相場としては、一般的にいただいた金額の、
「半分~1/3程度」が目安となっています。
例えば、法要に不参加の親戚の方から20,000円いただいた場合、
10,000円程度の品物をお返しするのが一般的な慣習になっています。
お返しの品物としては季節感のある商品やカタログギフトなどが良いでしょう。
できれば贈る方も、頂戴する方もお互い負担にならないよう、相場金額を決めておくのが一番いいですね。
又、遠方の親戚・知人から香典が届いた場合は、
電話で「ありがとうございます」の一言を伝えると相手に良い印象を与えます。
筆不精でなければ、季節の挨拶を兼ねてお礼の手紙を出すのもいいでしょう。
その後、何をお返しするか、ゆっくりと相手の状況を想像しながら、
贈るものを決めていけばいいと思います。
何をするにしても、気持ちが伝わることが大事ですから。。
しかし、慣習によって香典返しは「不要」なところもあるようですが、
「気が利かない」と思われるケースも有るので、やんわりと、香典返しをした方が良い場合も多くあります。
初盆の香典お返しは、各地方の慣習や、
そのご家庭の方針があると思いますので、そちらを最優先に考えられた方が、
後々のトラブルになりませんのでご家庭でしっかりと確認をして、
香典お返しをするか、しないかは決定して下さい
初盆の香典返しの金額は幾らが相場?
では、初盆(新盆)の香典返しの相場金額はいくらなのでしょうか?
初盆のお供えのお返しは、いただいた金額の半額程度が一般常識となります。
通常、いただく金額は、「5,000円~10,000円」が多いようです。
初盆にお参りして頂いた方に、お返しとして持ち帰っていただく場合は、
2,500円~5,000円くらいの品物を事前に用意しておくと良いでしょう。
後日お供えをいただき、お返しを用意する場合も、半額を目安にします。
お返しは、地域によって様々です。
慣習などが根強く浸透している地域は、
恥をかかないためにも事前に良く調べてからお返ししましょう。
初盆の香典のお返し、熨斗の書き方は?
香典返しの熨斗の表書きとしては、さまざまな種類があります。
一般的に多く用いられるのは、
「志」「初盆」「初盆志」などが多いようです。
※下段には施主の氏名、または〇〇家など、家名を書きましょう。
水引は「黒白結びきりの水引」が一般的に用いられています。
・蓮なし結びきり(白黒水引)
・黄白結びきり
また地域によっても違いがあり、西日本では、
水引は「黄白の水引」
を用いることもあるようです。
蓮入りは仏教全般に使用され、蓮の絵のないものは宗教問わず使用されます。
黄白水引は神道やキリスト教、主に大阪や京都などの関西地区で使用されています。
自分のお住まいの地域の風習を確認しておくとよいでしょう。
まとめ
新盆の香典についてご紹介しましたが、
これらはあくまで目安ですので最終的には、
ご親族の間での相場金額や、
ご家庭の経済的な事情などを考慮して無理のない金額をお供えしましょう。
経済的な事情とは、生活に支障をきたさない金額。
あなたの精一杯の志でよいのではないでしょうか?
大切なの新盆にお参りされること。
一周忌にお参りされることです。故人を偲んで無事新盆を過ごされてくださいね。
コメント