「あれ、カーネーションが猫背になっている!?」
カーネーションを育てているとき、
茎が「ぐにゃり」と曲がっている、なんてこと、ありませんか?
せっかくキレイに花が咲いたのに、
茎が曲がった状態だと、なんだかかっこ悪いですよね。
人間も、猫背よりも背がまっすぐ伸びているほうが、
元気で健康そうに見えます。カーネーションも同じ。
茎が曲がっている状態だと、全体が不健康そうに見えてしまいます。
今回は、「カーネーションの茎が曲がる原因と、
茎をまっすぐにキレイに栽培する方法」について紹介します。
カーネーションの猫背を、
シャキッと伸ばして元気に育ててあげましょう!
カーネーションの茎が曲がる原因は?
カーネーションはなぜ曲がる原因はなに?
カーネーションの茎が曲がる原因は主に「3つ」あります。
1つ目は、花の重みです。
カーネーションは、茎が細く、花にボリュームがあるので、茎が伸びすぎてしまうと、
花の重みで茎が曲がってしまいます。
栄養が少なく、細い茎が多いときは要注意です。
2つ目は、茎が柔らかいためです。
若いカーネーションの茎は柔らかいため、曲がりやすいといわれています。
若いカーネーションだから、茎もきっと元気で丈夫だろう…、
と思って手入れをそのままにしていると、危険です。
若いからこそ、丁寧に扱う必要があります。
3つ目は、苗が古いためです。
長い間育てていると、当然苗が古くなってきます。
苗が古くなると、水や栄養が行き届きにくくなったり、
根が枯れやすくなってくるため、曲がりやすくなるといわれています。
カーネーションの茎を真っすぐに伸ばす方法!
カーネーションの茎を真っすぐに伸ばす方法として、
①:支柱を立てる方法と、
②:ネットをはる方法があります。
①は、支柱を立て、茎を固定させる方法です。
支柱を立てて茎と一緒にビニールテープで巻き、固定します。
支柱は、しっかりと茎が固定できるものであれば、
100円ショップでも売っているようなもので問題ありません。
②は、ネットの網目にカーネーションを入れて伸ばしてく、という方法です。
株元から20-30センチ程度の高さにあわせて、ネットをはります。
<ネットの張り方は・・・>、
カーネーションにかぶせるような形になるよう、水平方向にはります。
茎が伸びてきたら、成長に合わせて、ネットの高さを上げていきます。
カーネーションの上部が、
常にネットの網目に入っている状態にすることで真っすぐに伸びます。
わき芽が出たら、毎回わき芽を摘んであげましょう。
カーネーションの茎が曲がらない育て方!
カーネーションの茎はいったん曲がると、元には戻りません。
茎が長く伸びる品種もありますので、
その場合は特に、早めに対策をとるといいですね。
ある程度に伸びたら、「切り戻し」をしましょう。
※「切り戻し」とは、草丈(土から茎が出たところから先端までの丈のこと)の半分から上の茎をすべて手で折り取ることです。
カーネーションには茎を折ると、
その下の節から必ず新しい芽が一つ出るという性質があるので、思い切って折っても大丈夫です。
切り戻しを丁寧に行うことで、茎が真っすぐ伸び、生き生きと育つようになります。
せっかく成長してきたのに、茎を折ってしまうなんてもったいない・・・、
・・・なんてかわいそうと思っていませんか?
この作業は茎の猫背を予防し、背を伸ばすためには、必要なことなのです。
また、カーネーションを花瓶で育てる場合も、ポイントがあります。
さきほど書いたように、
カーネーションは花の重さで茎が曲がってしまうことがあります。
そのため、花瓶を選ぶときは、下に重心のある花瓶を使うか、
花瓶に水を多めに入れ、安定をよくするとよいでしょう。
さらに花瓶も深めの方が、茎が折れる心配がありません。
また、水を変える際に、茎を持つときも、
力を入れて持ってしまうと茎が折れてしまいます。
茎を持つときはそっと持つなど、折れないように気をつけて扱うようにしましょう。
カーネーションの根元が黄色いのは復活する
カーネーションの根元が黄色い原因。
それは、根つまりを起こしているからかもしれません。
カーネーションの根元は光合成をしないため、
黄色や茶色っぽい色になっているのが基本です。
茎や花が元気に育っていれば元気な証拠なので、
根つまりを心配する必要はありませんが、
もし、以下の症状が出ていたら植え替えをする必要があります。
・新芽がほかのカーネーションに比べて小さい。
・葉っぱの先端が茶色く枯れてくる。
・蕾がなかなか開かない。
・水を吸わなくなっている。
切り戻しのタイミングで、植え替えをしてあげてもよいでしょう。
まとめ
カーネーションを元気に、長く育てるためには、花の様子だけではなく、
茎の状態もよく見てあげるようにしましょう。
気づいたら茎が曲がったままで、もうもとに戻らなくなった・・・ということにならないよう、
早めの茎の猫背防止をし、いつまでも真っすぐ、キレイな状態を保ってきましょう。
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