七五三詣りを終えた後に、ママ友との会話で、義両親からのお祝いの話が出ることがあるかもしれません。
いろんなケースがあるので、ほかの家庭と比較すると、モヤッとするママも多いのではないでしょうか。
義両親からのお祝い金は1万~3万円が相場のようです。
また、風習や世代、意識の差などが原因で、お祝いする金額はかなり変わるようです。
お祝いのお返しは、義両親とパパママ世代の考え方が違うことを理解しておく必要があります。
この記事では、
七五三のお祝いのお返しは?
七五三のお返しがめんどうくさいのはなぜ?
七五三のお祝いをするのはなぜ?
について紹介します。
七五三は、お子さんの成長を祝う大切な行事です。
お祝いの時間を共に過ごして、楽しい時間を過ごせたらいいですね。
七五三のお祝いに義両親から貰う相場は?
義両親からのお祝い金は、「1万~3万円が相場」になっていますが、あなたのお住いの方はどうですか?
ママ友との会話で義両親のお祝いの違いに、ビックリするかもしれませんね。
そもそもお祝い金というデリケートな話は、義実家から言わないと聞けないものです。中でも、パパママ世代と義両親の差が出るのは当然なんです。
七五三のお祝いは、義実家の考え方が大きく左右されるようですね。
例えば、
・相場より多く頂いた。
・お子さんへのプレゼントを頂いた。
・七五三詣りの費用を負担してくれた。
など、様々なパターンがあるようです。
また、どんな形でもお祝いとされるものがなかった、というのもあります。
それは、昔は「七五三はお嫁さんの実家の行事」という考え方があるからです。
パパママ世代が意識したことがない昔からのしきたりが、大きく出てくるんですね。
パパママ世代は、七五三は昔からのしきたりを重んじるだけではなく、自分達の思い描いている形でお祝いしたい、という考え方が強いです。
昔とは違って情報が溢れていて、祝い方も多種多様化しているので当然の結果なんですが…。
お子さんの祝い事で、義両親・実親ともめることを回避するためにも、自分達家族だけで全て計画して用意することが多いです。
孫をお祝いする気持ちだけ持ってくれたら十分!という気持ちで七五三祝いを計画して見るのもありですね。
七五三のお祝いのお返しはどうする?
義両親、義祖父母と七五三のお祝いランチ! pic.twitter.com/DUnkhonmPA
— とも@男女双子8歳(覇王) (@to_ono) November 11, 2018
本来は、七五三のお祝いにお返しは必要ないと言われています。
でも、感謝の気持ちを込めてお返しをしたいと思いますよね。
七五三のお返しの種類は?
七五三のお返しの種類はいろいろあります。ここでは、お返しの良く利用される代表的なイベントを選んでみました。
■食事会
七五三は身内でお子さんを祝う行事なので、食事会に招待したら、それがお返しにあたるそうです。
食事会は、個室があるような、いつもよりいいお店が選ばれます。
祝い膳が用意されている割烹料理やホテルのレストランを選ぶ傾向です。
■孫の写真
ネットや写真スタジオを見てみると、写真入りアイテムが多く販売されています。
孫の成長を感じられる写真入りアイテムは、気軽に飾ることができるので、喜ばれると思いますよ。
■消え物
食べ物や飲み物はなくなるため「消え物」と呼ばれ、義両親の好みに合わせて贈ることができます。
好みが分からないようなら、カタログギフトで用意してもいいですね。
七五三のお祝いがなかった場合
一般的には、七五三詣りや食事会に招待したら、なにかしらお祝いを頂けそうですが、頂けない場合もあります。何もしないというのは、パパママ世代の考え方なのかもしれませねん。
お祝いを頂けるのが当然。という気持ちを捨てて、「孫がここまで元気に成長しました。」という報告を兼ねて、写真を用意してみてはいかがでしょうか。
お祝いは、七五三詣りや食事会で撮った写真と、お子さんのメッセージを添えて贈るのが、おすすめです。
内祝いを贈る時のポイント
お祝いを頂いてから、遅くても1ヶ月以内にはお返しを贈る気遣いが必要です。
また、お返しの予算は、頂いた「お祝いの半額から1/3を目安」にします。
内祝いを贈る場合は、紅白で蝶結びの水引の、のし袋を選びます。
表書きには「内祝」または「七五三内祝」、「御礼」と書き、下側にはお祝いを頂いたお子さんの名前を記入します。
七五三のお祝いはお返しがめんどうくさいのはなぜ?
親世代とパパママ世代では、価値観などの違いで「お祝い」のイメージが違うことがあります。
更に、日本の伝統行事である七五三は、地域によって風習が大きく異なります。
その風習で育った人達にとってはそれが常識なので、違う地域で育ったママは全く違って戸惑うことも多いですよね。
若い世代に多い、内祝い(お祝いのお返し)という習慣がめんどうくさい!
という気持ちも、大きくかかわってきます。
そして、一番頭を悩ませるのは、義両親の好みのものを用意することです。
パパにとっては実親なので、実親の好みを理解していてほしいし、どんなものが好きか聞き出してもらうのに、活躍してほしいですよね。
でも、残念ながら多くのパパは、主導権をママに託しています。
パパに理解させて協力してもらうのも、めんどうになることがありますよね…。
また、「お返しなんていらないからね!」という義両親のセリフも、悩ませる理由の一つです。本音なのか、日本人特有の謙遜なのか、見極めが難しくて判断に迷います。
複数の原因によって、お返しを考えるママはめんどうくさい、と思うようになってしまうんです。
七五三祝いで、一番簡単で悩まなくて済むのは、パパママが主体となって計画するのが一番ですね。
お祝いを当てにしないで計画しますが、お返しの候補を見つけておくことも忘れずにするようにしましょう。
お詣りの最後は、両家祖父母を食事会に誘って、孫の成長を一緒に祝って貰えるよう楽しい時間にしましょう。
主役であるお子さんは、祖父母に囲まれて楽しい時間を過ごせるので、充実した時間を過ごせます。祖父母も、孫の成長を見られて嬉しいはずです。
最期に、お祝いの有無に関係なく、お孫さんの写真を記念として渡しましょう。
パパママや義実家・実家も、楽しい雰囲気の中で終わることができますよ。
七五三のお祝いを頂けたら、感謝の気持ちとして、お返しを贈ることができればいいですね。
七五三の祝いをするのはなぜ?
今日は七五三。
7歳、5歳、3歳を迎えられたみなさま、おめでとうございます。諸説ありますが、5代将軍•徳川綱吉の子どものお祝い(袴着の儀)がこの日に行われたことが七五三の日付の由来と言われています。 pic.twitter.com/SFkIZ7pkxm
— 兎角堂/歴史メディア (@tokakudo) November 15, 2022
七五三は、お子さんが無事に育ったことを感謝して、これからの成長を願う日本の伝統行事です。
七五三の起源は平安時代まで遡ります。
乳幼児の死亡率がとても高い時代で、「7歳までは神のうち」として扱われていました。
3歳、5歳、7歳の節目に、無事育ったことと、これからの成長を祈願してお祝いしたことが、七五三の由来とされています。
全国に広まったのは江戸時代からで、庶民にまで広がったのは明治時代と言われていますよ。
七五三の基になった儀式は、平安時代の宮中で行われていたものです。
☑ 髪置の儀
男女ともに3歳頃まで髪を剃って育てるという風習がありました。髪置の儀を迎えたら、それまで剃っていた髪を伸ばし始めます。
☑ 袴着の儀
5歳頃に正装の袴を初めて身につける儀式で、男の子は少年の仲間入りを
します。
男女ともに行っていた儀式でしたが、江戸時代に男の子だけの儀式に
なりました。
☑ 帯解の儀
女の子がそれまで使っていた付け紐を外して、大人と同じ幅広の帯を締める儀式です。
当初は男女とも9歳頃に行われていましたが、江戸時代に、袴着の儀と帯解の儀を行なうようになりました。
11月15日が七五三なのはなぜ?
江戸時代三代将軍徳川家光は、息子である五代将軍綱吉が病弱なことを心配して、11月15日に健康祈願の催し物を行なったのが始まり、と言われています。
また、旧暦の11月15日は、吉凶を占う二十七宿の中で一番お日柄の良い「鬼宿日」です。
鬼宿日とは、鬼に邪魔されない日で、物事を始めようとするときに邪魔が入ることが少ない日とされている、縁起の良い日で、それにちなんだとも言われていますよ。
まとめ
七五三では、義両親からお祝いを貰えると思っているかもしれませんが、地域の風習や考え方の違いで、予想とは違うかもしれません。
パパママ世代と違う環境で育ち、子育てをしてきたので、違いがあるのは当然です。
パパが義両親に色々と聞き出してくれると有り難いですが、うまく行くとも限りません。
思い悩んでしまうより、義両親からのお祝いは孫を祝う気持ちだけで十分!
と思って、パパママができる範囲のお祝いや内祝いを計画しましょう。
孫の七五三祝いを経験して、新しい七五三祝いを経験でき、昔の七五三の話題がでるかもしれませんよ。