京都府長岡京市にある楊谷寺(柳谷観音)では、例年6月上旬から開花を始め、
7月上旬まであじさいが見頃になり、多くの方が訪れます。
あじさいの名所ともいわれる楊谷寺の境内には、約5,000株のあじさいが
咲いて、「あじさいウイークが開催」されますよ。
楊谷寺は、車やタクシーで向かうのがおすすめの場所ですが、
山の中にあって山道は細い道が多いので、注意しながら向かいましょう。
この記事では、
・駐車場とアクセス
・あじさいウイーク
・限定御朱印と入場料
について分かりやすく解説します。
梅雨時のどんよりした時期は気持ちも落ち込みがちです。
楊谷寺の雰囲気と爽やかに咲くあじさいを見て、心を癒されましょう。
楊谷寺2023年のあじさいの見頃と開花状況!
今年の楊谷寺様
あじさいの花階段がとっても素敵でした
一鉢一鉢丁寧に育てられているあじさい
ここにも癒やしがありました#柳谷観音 #楊谷寺 #長岡京市 #京都 #西山 #あじさいウィーク #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/5FWFwrZRZd— あゆみ (@ayuminosora) June 25, 2022
楊谷寺のあじさいは、「6月上旬から開花をはじめ、6月中旬から7月上旬が見頃」になります。
境内には、日本古来からの品種や西洋の品種のあじさいが約30種類・5,000株も植栽されていて、
多種多様なあじさいが私達を出迎えてくれますよ。
6月初旬は黒姫やシチダンカなどの日本の紫陽花が、
6月中旬頃からは西洋品種のあじさいが咲き始めます。
花の開花は、天気に大きく左右されるので、
公式ホームページで確認してから向かいましょう。
本堂から奥の院へ向かう参道は「あじさいのみち」として整備され、
多種多様なあじさいを見ながら散策できます。
また、「あじさい回廊」と呼ばれている屋根付きの回廊からは、
回廊両脇に咲いているガクアジサイやアナベルなどが堪能できます。
楊谷寺の撮影スポットは?
写真を撮るのが好きな方は、背もたれがハート型になった、
ベンチを利用して穴からあじさいを撮ったりしていますよ。
境内のどの角度から見てもあじさいが素晴らしく、
気づいたらあっという間に時間が過ぎ去っているかもしれません。
楊谷寺へのアクセス
唯一の難点が交通アクセスですね。
公共交通機関を使用して向かおうとすると最寄駅からは徒歩かタクシーしかありません。
徒歩だと山の中に入って行って2時間近く歩くことになり、
かなり大変な思いをするのでおすすめしません。
毎月17日の縁日にはシャトルバスが発着していますが、
路線バスを利用しようとすると最寄りバス停からは狭い山道を40分歩くことになるので、
シャトルバスを利用するか、車かタクシーを利用して向かうことになりますね。
🚙:車の場合
京都縦貫自動車道「長岡京IC」を降りて約10分で到着します。
🚅:電車の場合
阪急「長岡天神駅」、阪急「西山天王山駅」、JR「長岡京駅」が利用できますが、
そこからはタクシーになります。
毎月17日のみ、西山天王山駅と長岡京駅からはシャトルバスが発着しています。
🚌:バスの場合
阪急バス「奥海印寺」バス停が最寄りですが、そこからは徒歩で40分ほどかかります。
・毎月縁日(17日)には、阪急「西山天王山駅」
・JR「長岡京駅」の2ヶ所からシャトルバスが発着しています。
駅から徒歩で向かう方もいますが、2時間近く山登りをして、山道では
車2台が行き交うのがやっとの場所もあり、歩いて行かれるのは危ないかもしれません。
また、タクシーを利用する場合は、混雑した時期の場合は、
特に帰りのタクシーを手配しておいた方が無難です。
楊谷寺の駐車場と料金
山門前駐車場:32台(1台500円)/徒歩すぐ
第1駐車場 :22台(1台500円)/徒歩約1分
第2駐車場 :約30台(無料)/徒歩約3分
第3駐車場 :約15台(1台500円)/徒歩約3分
第4駐車場 :約50台(無料)/徒歩約8分
あじさいウイーク開催中の土日は、10時前に山門前駐車場が満車になるそうです。
到着時間によっては、山門前駐車場以外の駐車場を目指した方がいいかもしれません。
あじさいウイーク限定御朱印とは?
押し花や切り絵を使った限定の「押し花御朱印」が人気です。
ほかにはあじさいのスタンプが押された御朱印や、
仏縁朱印「延命十句観音経のあじさいウイークバージョンもあるそうです。
押し花御朱印は限定のため、無くなり次第終了で、毎年早い段階でなくなります。
毎月17日に行われる縁日では、押し花朱印作り体験が行われますが、
毎回早い段階で予約が埋まるほど人気があるそうですよ。
あじさいの刺繍がとても美しい御朱印帳や、
鮮やかなあじさい花手水の御朱印帳も、華やかで目を惹きますよ。
楊谷寺の拝観料(入場料)は?
楊谷寺の紫陽花
このあじさい入り限定御朱印が欲しかったんです pic.twitter.com/YysNRHy0Ofスポンサーリンク— 藤崎かのん (@umemizake) June 21, 2020
あじさいウイーク期間中、境内のあじさいの圧倒的な美しさに目を奪われたり、
花手水の華やかな様子を写真に撮ったりしますが、忘れてはいけないのが限定御朱印です。
楊谷寺のあじさいの時期には、御朱印目当てで訪れる人もいます。
楊谷寺の拝観料
通 常 期 :500円
ウイーク開催時:700円
※高校生以下は無料です。
※年間入山券(ウイーク期間含):3,500円※随時受け付けしています。
楊谷寺は、崖と砂利、坂道、階段が多く、車イスなどを利用する方は困難な場所です。
楊谷寺境内は奥行きと高低差があるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします!
楊谷寺(柳谷観音)の基本情報
■楊谷寺
住 所 :京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話番号:075-956-0017
開園時間:9:00~17:00(最終受付時間16:30)
⇒詳細な情報はホームページでご確認ください。
あじさいまつり
あじさいウイーク期間中の境内全体が、
あじさいで鮮やかに色づく頃あじさいまつりが開催されます。
「寺宝庫」特別拝観もあり、箱に「小人團」と記載されている、
「謎の生物のミイラ」が特別公開されています。
阿弥陀堂コンサートでは、書道パフォーマンスやお坊さんのライブが行われました。
また境内では、地元特産品販売やイベントなどが開催されています。
コースター作りや押し花体験など女性に大人気で、毎年多くの人で賑わっていますよ。
楊谷寺2023年のあじさいウイークは?
6/18 京都府長岡京市 柳谷観音楊谷寺
あじさいと花手水の名所
これでもか、これでもかと
梅雨の季節と紫陽花の色彩を活かした
演出を見せてくれました pic.twitter.com/mLk30WLIOd— ぽんぽんやま@京都 (@mt_pompon_ppy) June 18, 2022
2023年のあじさいウイークに関する情報はまだ発表されていません。
「2022年」の開催を参考にして紹介します。
2022のあじさいウイーク
上書院・寺宝庫拝観料 800円
限定あじさい押し花朱印:1,000円
2023年の情報は公式ホームページからご確認ください。
※2022年は「6月1日~30日」まであじさいウイークが開催されていました。
楊谷寺はあじさいが約5,000株も咲き誇っているのに加え、
花手水発祥の場所と言われています。
美しく生けたあじさいが、インスタ映えをして多くの人の印象に残り、
幅広い年代の人を惹きつけました。
花手水はいくつかありますが、山門入って左側にある「龍の手水舎」は特に人気で、
訪れた人は必ずと言っていいほど見に行く人気の場所です。
毎月17日の縁日の日にだけ授与していた押し花朱印を、
期間中はあじさいの押し花朱印として授与しています。
事前予約制ですが、明治時代後期の建物で重要な客人を通していた「上書院」
の特別公開もあり、落ち着いた雰囲気の部屋から庭園の素晴らしい眺めを堪能できます。
また、あじさいウイーク後半ではあじさいまつりが開催され様々なことが体験できますよ。
あじさいウイーク期間中は、あじさいウイーク限定デザイン御朱印帳が販売されます。
また、花手水押し花朱印手作りキット、龍手水をモチーフとした手ぬぐいなど、
期間限定のグッズも販売されています。
公式ホームページからも購入することもできるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
楊谷寺・浄土苑の新緑ライトアップ
「浄土苑」は、京都府指定の名勝庭園です。
また、書院では写経や写仏もできるようですね。
2020年からライトアップが行われ、先着順の事前申込制です。
2022年のライトアップは、上書院や浄土苑に加え、
山門前やあじさい回廊も照らし出されました。
ライトアップ開催日:2022年は6月の週末に行われました。
まとめ
山奥にある楊谷寺は、眼病平癒と子授け安産のご利益があり、
平安時代から信仰されてきました。
今では、あじさいの名所として、多くの人が訪れるお寺です。
お寺の厳かな雰囲気の中、季節を楽しむことができ、古都の風情を味わうことができます。
晴天の中の緑とあじさい、雨天の中のしずくを垂らす紫陽花、
どちらもあじさいの美しさを際立たせています。
普段見ることのない境内の景観やあじさいは、疲れた心を癒してくれるステキなスポットです!
アクセスが限られた場所ですが、あじさいやもう一つの名所である紅葉の時期には、
たくさんの人で賑わうので、早めに向かうことをおすすめします!