青空の色は、空気中の水蒸気、水滴、塵や花粉など不純物などによって変わります。そして、春や夏の青空は白っぽく、秋や冬の青空は青く見えます。
良く言われる言葉に「秋は空が高くなる」と言われています。
ように見えるからです。
その理由は、秋は雲ができる位置が高いので「すじぐも」「うろこぐも」「いわしぐも」が、上層(5~13Km)とか中層(2~7Km)に発生するからなんですね。
逆に、冬の空はそのような現象はないんですね。
日本海側は雪雲が低く垂れ込んでいるので、冬の空は高いとは決して言えません。
冒頭の言葉に、空が高く見えるか低く見えるかは季節によって、空に出来る雲の種類によって違うんですね。
この記事では、
・澄んで見えるのは秋・冬どちら?
・空はなぜ高く感じる
について詳しく解説します。
夏の空と冬の空の違いとそれぞれの特徴
「冬の空」はウォ-ターブルーで薄い水色が冬を感じさせ、雲が少なく、ますます寒さを感じさせます。
逆に「夏の空」は、コバルトブルーであの青さが暑さを感じさせ、入道雲のむくむくが、よけいに夏を身近なものにしているようです。
この現象は水蒸気とか高度の違いとかいろいろあるかと思いますが、夏はやはり、空と入道雲というイメージですね。
これは空の高さに関係なく、夏の独欲の印象だと思います。
木陰の涼しさが感じられるのが夏ですが、逆に日本独特の蒸し暑さもありますよね。
余談になりますが、東南アジアなど赤道直下の国では、暑いけれども貿易風というありがたい風が吹いてくれるため、日本ほど暑さを感じないのが嬉しいですね。
澄んで遠くまで見えるのは「秋の空・冬の空」どっち?
冬の季節になると、空気が澄んで景色もはっきり見えるようになります。
私のところは高台にあり、家の近くの丘のようなところに登ると、新宿の副都心やスカイツリーなどがよく見えます。
また近くの城山に登ると、横浜の方までよく見えます。もちろん冬の間だけです。
それだけ冬は空気が澄んでいるということなのでしょう。湿度の低さも関係しているのだと思います。
高い所から見ると、遠くの景色もよく見えるのは空気が澄んでいるからなのですね。
秋は紅葉のシーズン
暑い夏が終りいよいよ秋に向かって行きます。そして日に日に紅葉が進み、桜の葉が真っ赤に染まっていく季節がやってきます。
ドウダンツツジももちろん赤くなるのですが、桜の赤さとはまた少し違いますよね!
標高の高い所は、寒さも厳しいため紅葉の仕方も違います。ドウダンなども赤から少しオレンジっぽく色づきます。
リンゴの色も平地と山沿いのところでは赤さも違います。寒さが強い分、赤さも違うんですね。
冬は家から富士山も見えるのですが、冬は雪の境目までよく見えるのです。
山ひだとでもいうのでしょうか。
ただ白いだけではなく、なかなか趣のあるものです。空気が澄んでいるので遠くや高い所までよく見えるのでしょうね。
冬の空の特徴は?
冬の空の特徴的な山の一つに富士山があります。
東京では夏の間は雲に覆われる日が多く、富士山を見ることが出来ないのですが、
冬になると、雪をかぶった富士山がよく見えます。
空の色は、山に近い所、海に近い所など場所によっても違いますよね。
これは空気の澄み方によっても違ってくると思われます。湿度も関係するのではと思いますがどうでしょうか。
ちなみに長野県は標高が高いので、冬でも空の色は濃くてとても青いですね。
反対に、東京んの冬は空は色が薄く、何となく頼りなく感じます。
東京は冬の間は乾燥して湿度が低く、逆に長野県は積雪が多く湿度も高いので、
そのように感じたのかも知れませんね。
また東京は冬でも星の数が少ないので、とても寂しく思いがあります。毎日冬に満天の星を仰いでいたころが懐かしいですね。
空はなぜ高く感じるの?
平地では、あまり空の高さを意識したことはありませんが、高原などに行くと昼も夜も空が高いと感じます。
空を近く感じるのは、本当は空が低いのかもしれません。また太陽もなんとなく近くに感じます。
逆に平地だと太陽は遠くに感じるので、空は高いのかもしれません。不思議な現象ですよね!
夜空も同じで、高原に行くと星は近くに感じ、平地は遠くに感じます。また高原で見る星は一つ一つがはっきり見え、明るく感じます。
平地では星は出ていてもはっきり見える星は少ないように思えます。
空が高い、低いは感覚?
高い、低いというのは感覚の問題のような気がしますがいかがでしょうか。
もちろん、科学的理由もあるかもしれません。
富士山に登ると雲海が下に見えるところがあります。空はもちろんその上ですが、空が近く感じられます。
これは空が低いと感じるというのでしょうか?
平地で見ている時はもちろん空は遠くに感じられ、高いと思います。空気が澄んでいると空が高く感じられるのかもしれません。
まとめ
飛行機雲は1日に何度でも見かけますよね。それも長いもの、短いもの、大きなもの、小さなものさまざまです。
夏ももちろん飛行機雲は出来ますが、でも雲におおわれて、あまりはっきり見えることはないですね。
そいう現象もあって冬の空はきれいと感じる人が多いのではないでしょうか。
空の青さとそれにまつわる思い出など、さまざまです。
その時々にきれいと感じたりしたことも多いのです。朝日に輝く樹氷だったり、空と一体になって記憶されていることもたくさんあります。
夏の山で、太陽が高く日差しが強く感じられたりなどその時は実感がなくても、
空気が澄んでいたから空が高く感じられたと思うこともあるのではないでしょうか。
色彩の記憶というのは割合あとまで残るようです。きれいな色というのは誰の心にも良い思い出として残るのだと思います。
だから、画家の人はそれを絵で表し、見る人の心に感動を与えるのだと思います。
美術館が人気が高いのは、色彩の神秘さに人が心を打たれるからなのでしょう。
空の色にも色々あります。薄い色、濃い色、夕焼けの色など山や海などをバックに楽しんでみたいものです。
自然の移り変わりに心を和ませて明日への活力をつけて行きましょう!
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