カレンダーを見てみると、暦の上で季節を表すいろいろな「季語」を見ることがあります。
季語の用語では、「春分・夏至・秋分・冬至」などがよく知られていますが、
暦の上ではあまり馴染みのない季語があったりしますよね。
そんな暦の上の用語の一つに、「白露(はくろ)」があります。
「白露」は秋が深まり、草花に朝露が降り始める頃という意味ですが、
実際はどのような気候を指しているのでしょうか
ここでは、そんな気になる「白露」について
・白露はいつ?
・白露の時期に食べたい旬の食べ物は?
についてまとめましたので、ぜひ覚えてくださいね。
ここでは、これらの白露に関する疑問に、お答えします。
白露とは?
白露とは、「はくろ」と読み、
1年間を24に分けたときの二十四節気(にじゅうしせっき)の第15節目になります。
白露は、太陽暦の9月8日ごろに始り、秋分(9月23日ごろ)
の前日までの約15日間、またはこの期間の第1日目を指します。
気候的には、「秋が深まり、草花に朝露が降り始め、秋を感じるる頃」です。
夏が終わり朝夕の気温が低くなり、
草や花に露がつき始めるのが白露の大きな特徴と言えます。
また「暦便覧」という江戸時代に書かれた、
季節に関する書物の中に白露の事を
と記されており、
これは、夜の間に大気が冷え込み始めるので、
外気温が下がり、空気中の蒸気が冷えて白い露に見え、
ようやく秋めいて来る時期、という意味です。
白露はいつ?
二十四節気は、冬至を計算の起点にしており、
1太陽年を24等分した約15日ごとに設けられています。
現在主流の定気法では、
太陽黄経が165度のときで「9月8日ごろ」が白露です。
また、期間としては9月8日ごろから、
次の節気の秋分(9月23日ごろ)の前日までを指します。
白露は、次の二つの期間を意味しています。
■白露から次の二十四節気「秋分」の前日までの期間
一般的には白露という場合は、前者の「白露当日」のこと。
期間としては、9月8日ごろから、
次の節気の秋分(9月23日ごろ)の前日までを指します。
ちなみに、2022年の白露は?
「9月8日」となります。
年代別の白露は次の通りになります。
【2022年】9月8日
【2023年】9月8日
【2024年】9月7日
となります。
※白露の算出法に関しては下記を参考にしてください。
二十四節気の簡単な算出法
白露になるの日は、簡単な計算で算出することができます。
その方法は、西暦の年を4で割る方法です。
●2023年まで有効な計算式。
・4で割って余りが「2か3」の時は、9月8日
が白露となります。
●2024年~2055年までは、次の計算式。
・4で割って余りが「3以外」の年は、9月7日
となります。
白露のころに食べたい旬の食べ物は?
白露の旬の食べ物は、「食欲の秋」と言われるように、
いろいろな旬の食べ物が豊富にあります。
キノコ類をはじめ、イモ類、瓜類なども立派で大きく、
栄養価もいっぱい詰まっている食べ物です。
また、この時期は山の幸も豊富で、グルメ通には堪らない季節です。
「天高く、馬肥ゆる秋」ダイエットを心がけないとヤバイことになりかねません。
魚類では、サンマや、太刀魚、しらすが美味しいですね。
中でもしらす丼は好物なので待ち遠しです♪
白露のころの旬の食べ物
【野菜】
・かぼちゃ
・里芋
・なし
・冬瓜
・いちじく
【魚貝類】
・秋刀魚(さんま)
・縞鯵(しまあじ)
・鮑(あわび)
・昆布(こんぶ) など
まとめ
現在主流の定気法では、太陽黄経が165度のときで、
「9月8日ごろ」が白露となっています。
また、期間としての意味もあり、その場合は9月8日ごろから、
次の節気の秋分(9月23日ごろ)の前日までを指します。
残暑はまだまだ残るものの、暑さは日ごとに納まり、
朝夕の涼しさが増してくる時期になります。
秋とは言えば、運動会や遠足など、
その他の行楽や行事が目白押しで楽しみな時期ですね!
食べ物の中では、何と言ってもサンマ。
「目黒のさんま」で有名な「目黒のさんま祭り」は、
毎年9月の第1日曜日、または第2日曜日に開催されます。
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