千曲のあんずは、元禄時代に宇和島の藩主伊達宗利の娘、
豊姫が嫁いだ際に故郷を懐かしむ品として、
あんずの種子を持参したのが始まりと言われています。
「あんずまつり」もずいぶん有名になり、
天皇皇后両陛下がお見えになってからは、
ますますその知名度を増し、
年間約20万人ほどの人が訪れるようになりました。
そんなあんずの里で行われる、
「千曲あんずまつりの開催日や開花状況」
などについてお伝えしていきたいと思います。
参考になれば嬉しいです。
あんずの里を撮影した動画を見つけました。
ピンクと白の花のコントラストはまるで絵葉書を見ているようです。
目次
千曲あんずまつりの開催日と開花状況!
(出典:https://www.pakutaso/)
「あんずまつり」は、信州の春を伝える風物詩として、
多くの人々が楽しみにしているものです。
梅や桜・あんず・リンゴなど短い期間に春が一度に訪れます。
信州は春が遅く、4月1日の入学式にはまだ桜はつぼみで、
昨年の満開は20日過ぎでした。
あんずは、例年通りで行けば、桜よりもう少し早く、
3月末ぐらいから咲き始めます。
2019年度の情報はまだ入っていないので、
2018年に開催情報を元にお伝えしていきます。
千曲あんずまつりの開催日は?
あんずまつりは、例年下記の期間で開催されます。
・開催期間:平成30年4月1日(日)~4月15日(日)
・開催場所:〒387-0005長野県千曲市森1406-1 あんずの里観光会館
・電話番号:026-272-0114(あんずの里観光会館)
開花状況は、気候の変化が激しいので、
こまめに情報を得るようにしましよう。
できれば、3月下旬からチェックした方がいいですね!
千曲あんずまつりの開花状況は?
千曲市のあんずの花は毎年4月の上旬に咲いており、
開花日から1周間後には満開になり見ごろを迎えます。
満開後1週間~10日ぐらいは花が楽しめます。
あんずの花のピンクは咲き初めが色濃く、
だんだんと色が薄くなっていきます。
一番の見ごろは満開になってすぐだそうです!!
昨年度の(2018)あんずの花は、
例年より9日ほど早い開花となりました。
それでは、あんずの里、過去5年間の、
「開花」「満開」情報をご紹介します。
年度 | 開花 | 満開 |
2018 | 3月29日 | 4月5日 |
2017 | 4月6日 | 4月14日 |
2016 | 3月30日 | 4月4日 |
2015 | 4月1日 | 4月6日 |
2014 | 4月4日 | 4月10日 |
この情報では、毎年「開花日」「満開日」の時期にバラツキがありますが、
開花から約1週間もすれば、満開を迎えるのは間違いないですね。
過去のデーターから判断すると、
見頃時期は「4月3日」頃になるんじゃないでしょうか?
この花見シーズンの大敵は、雨風がやってくるかどうかですが、
何もこなければ、約1週間ほどきれいな「あんずの花」を楽しむことができます。
一目十万本といわれる千曲市あんずの里「あんずまつり」
お花見4月1日(土)~4月16日(日)開催!期間中シャトルバスを運行します。昨年は例年より早い開花でしたが、今年の開花予測は4/6頃…。
都度ツイッターでお知らせします♪https://t.co/0SEEJ4kWNn pic.twitter.com/maz9jNkYrQ— 長野県観光機構 (@yokosonagano) 2017年3月10日
千曲あんずまつりの見どころは?
(出典:https://www.pakutaso.com/)
一目千本として人気の高い、
奈良県吉野の桜は全国的にも有名ですが、
ここ千曲あんずの里は、北アルプスをバックに浮かび上がる、
「あんずの花」の里山風景は絶景です。
吉野の桜と同じで、一箇所に名所があるわけではなく、
里のいろんな場所に杏の花が咲き誇っている様は圧巻です。
ちょっとした散歩コースにもなるので、
ゆっくりと歩きながら見学するのもいいものですよ。
わかりやすいように「あんずの里」全体図のマップを用意しました。
参考にしてください。
あんずの里の見どころは何箇所かありますが、
あんずは、なだらかな傾斜に沿って植えられた、
沢山のあんずの木が見事です。
収穫のため木の丈を剪定して短くしてありますが、
本来はあんずは大木なんですね。
過去は、子どものおやつ代わりになっていて、
子供ががよじ登って実をとって食べていたものです。
あんずの木には蟻が密集するほど甘いんですね。
中を通る小道を散歩しながら、ゆっくり楽しむことが出来ます。
そんなあんずの里の見どころと魅力をご紹介します。
1,上平展望台
あんずの里を一望できるので人気のスポットです。
あんずソフトクリームが人気です。さっぱりした甘さが好評です。
お土産もたくさん販売されています。
軽食もあります。
2,スケッチパーク
畑の中の小道を通っていけば、途中にけやきの大木が見られます。
またお寺も見られ、境内の杉はまっすぐ空に向かって伸びています。
枝垂桜も見られますが、
開花時期が遅いので一緒に見る事は出来ず残念です。
あんずの里スケッチパークは、
昔の里山風景を再現し旧家を再現して休憩所になっています。
あんずはもともと松代藩から持ち込まれたもので、
安茂里のあんずも松代藩から持ち込まれたものです。
その後いろいろな品種が持ち込まれています。
海外ではアプリコットの名で知られています。
このスケッチパークは2013年に天皇皇后両陛下が、
お見えになったことで広く知られるようになり、記念碑も立っています。
畑の中に入れるところもあるので、
そばに近づいてゆっくり眺めることも出来ます。
その他、
・窪山展望台
・薬師山展望台
などがあります。
あんずの里のライトアップ
あんずの里のライトアップは、
桜とはまた違った幻想的な雰囲気が楽しめると話題になっています。
ライトアップは、満開日前後の一番見ごたえのある頃に行われます。
・ライトアップ時間:18:00~21:00まで。(※2017年)
・入場時間:9:00~17:00
20万人もの観光客が訪れる「あんずまつり」の人出ですが、
気になるのは移動方法や混雑状況ではないでしょうか?
ここでは、例年の状況などを紹介します。
あんずの里の混雑状況と交通規制
あんずの里は、満開日が近づくにつれ、混雑渋滞は激しくなります。
早い時は、午前11:00には、平日でも、
早々に駐車場が一杯になることもあるので、
早めに現地到着するようでかけた方がいいですね。
それでは、駐車場情報をお知らせします。
<駐車場>
・あんずの里観光会館横 150台
・窪山展望台公園 105台
・あんずの里スケッチパーク 18台
※いずれも一台につき500円
間違っても観光会館~上平展望台の里中を、
車で通行するのは避けましょう。
観光客の通行の妨げになりますので。
あんずの里へのアクセスは?
※あんずまつり期間中シャトルバスの運行があります。
あんずの里の交通規制は
期間中は車両通行の自主規制箇所があったり、
歩行者も多いので注意が必要です。
かなりの混雑が予想されますので、
到着は早めに10時ごろまでにつけるように心掛けましょう。
滞在時間は1~3時間ぐらいが多いです。
寒いので暖かくしてお出かけください。
千曲あんずまつり周辺のおすすめ散策スポットは?
(出典:https://www.pakutaso.com/)
1,姨捨
姨捨は善光寺平が一望できる場所として人気のスポットです。
夜景がきれいです。
ここで姨捨について少しご紹介しておきます。
姥捨ての名前は文字通り昔はある年齢になると山に年寄りを背負って、
捨てに行くところから姥捨て山の名前が付けられました。
年寄りは皆覚悟を持って登って行ったのです。
映画にもなりましたが、随分昔の話です。
姨捨は山の中の小さな駅で、子供のころ遠足に行った記憶があります。
山吹がたくさん咲いていたので、たぶん5月か6月ごろだと思います。
2,千曲川展望公園
善光寺平がよく見えることで有名です。
夜の方が人気があります。
一面の光の海は、都会のようなイルミネーションはありませんが、
広い範囲にわたり、なかなか見ごたえがありとても人気があります。
3,戸倉宿キティパーク
千曲川の橋を渡ってつづら折りに登っていきます。
昔からある所ですが、今はもっと整備されていますよ。
眼下に千曲川が見下ろせます。
主人は同級会などでよく行っています。
私は堤防の吹きさらしが嫌なのであまり行きたくありません。
他にさかきのバラ公園などが人気の場所です。
⇒千曲あんずの里の開花状況と見頃は?見どころと混雑状況を紹介!
まとめ
いかがでいたでしょうか?
お役に立ちましたか?
あんずまつりは年々人気を増し、
訪れる人が増えています。
アクセスの良さがポイントの一つですね。
あんずと桜は少し時期がずれますが、
上田城址の千本桜など近くには桜の名所もたくさんあります。
あんずとは別にぜひ訪れてほしい場所です!