一粒万倍日って、見慣れない言葉ですが、
あなたはこれを、なんて読むのか?
また、一粒万倍日って何なのかご存知でしょうか?
ここでは、一粒万倍日の意味や読み方、すること、
2019年の一番縁起の良い日などについて、ご紹介します。
一粒万倍日の読み方と意味とは?
「一粒万倍日」の読み方は、「いちりゅうまんばいび」「いちりゅうばんばいにち」
と読みます。また、読み方が長いので、単に「万倍」とも言います。
「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味なので、
一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされています。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされています。
但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは、
苦労の種が万倍になるので凶とされる。
一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なる場合があり、
その場合、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、
凶日と重なったら半減するといわれています。
※新しいことを始めるのに最適な日なんですね!
その日取りは節切りで、次の通りです。
※節切りは、二十四節気の節気からの干支や日数で決めるもので、
節切りによる正月は立春から啓蟄の前日となる。
【正月】(立春から啓蟄前日)丑・午の日
【二月】(啓蟄から清明前日)酉・寅の日
【三月】(清明から立夏前日)子・卯の日
【四月】(立夏から芒種前日)卯・辰の日
【五月】(芒種から小暑前日)巳・午の日
【六月】(小暑から立秋前日)酉・午の日
【七月】(立秋から白露前日)子・未の日
【八月】(白露から寒露前日)卯・申の日
【九月】(寒露から立冬前日)酉・午の日
【十月】(立冬から大雪前日)酉・戌の日
【十一月】(大雪から小寒前日)亥・子の日
【十二月】(小寒から立春前日)卯・子の日
一粒万倍日に始めていいこととは?
一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされています。
<<一粒万倍日にすると良いのはコレ!>>
・仕事始め
・開店・開業
・結婚・祝い事
・出資・投資
・宝くじの購入
・種まき・建築
・口座開設 など
※逆に、借金や人から物を借りる行為は、
苦労の種が万倍になるので凶とされているので、注意しましょう。
<<一粒万倍日にすると良くないのはコレ!>>
・借金
・借り物 など
一粒万倍日のカレンダーは?
2019年の一粒万倍日は下記のようになります。
(赤文字は一粒万倍日と大安が重なる日です)
【1月・(5日)】⇒2日(水)・3日(木)・15日(火)・18日(金)・30日(水)
【2月・(4日)】⇒9日(土)・14日(木)・21日(木)・26日(火)
【3月・(6日)】⇒5日(火)・6日(水)・13日(水)・18日(月)・25日(月)・30日(土)
【4月・(3日)】⇒9日(火)・12日(金)・24日(水)
【5月・(7日)】⇒3日(金)・6日(月)・7日(火)・18日(土)・19日(日)・30日(木)・31日(金)
【6月・(3日)】⇒13日(木)・14日(金)・25日(水)
【7月・(3日)】⇒11日(木)・20日(土)・23日(火)
【8月・(4日)】⇒1日(木)・4日(日)・14日(水)・26日(月)
【9月・(4日)】⇒7日(土)・15日(日)・20日(金)・27日(金)
【10月・(4日)】⇒2日(水)・12日(土)・24日(木)・27日(日)
【11月・(4日)】⇒5日(火)・9日(土)・20日(水)・21日(木)
【12月・(5日)】⇒2日(月)・3日(火)・16日(月)・28日(土)・29日(日)
2019年一番縁起の良い日は?
2019年は52回もある一粒万倍日ですが、
一粒万倍日だけでもいい日ですけど、もっといい日もあります。
大安と重なる日ですね。(年10回)前述の月ごとのカレンダーで赤字で示した日付。
その中でも、天赦日と一粒万倍日が重なる日は9月8日(月)です。
この1日間が一番縁起の良い日なんですが、もうひとつ吉日に対する、
考え方があるので、そちらを見てみましょう。
カレンダーには、十干十二支(じっかんじゅうにし)、
を組み合わせて60年間や60日間で一巡するものがあります。
その中で吉日とされているのが「甲子(きのえね)」です。
この甲子が12月3日(日)にあたります。
※7月6日は不成就日と重なっているため、すべてのことが凶となる日なので、
天赦日と大安と一粒万倍日が重なっても良い日とはなりません。
天赦日と甲子が重なる12月3日が、2019年一番縁起の良い日になるようです。
注意すべき日もある?
52回もある一粒万倍日ですが、その中には注意すべき日もあります。
それは不成就日などの凶日と重なる日ですね。
不成就日は、何事も成就しない、この日はやらない方がいいという日。
もっと厳しいことを言っている場合もあって、何かやるとよくないことが起こるとか。
まとめ
一粒万倍とは、一粒の籾が稲穂のように万倍にもなるという意味なので、
一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされています。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことなどが吉であるとされています。
逆に、借金や人から物を借りる行為は、苦労の種が万倍になるので凶とされています。
また、他の吉日と重なると効果が倍増し、凶日とかさなると効果が半減するとも言われています。
年内でもっとも効果を発揮する一粒万倍日は、天赦日と重なる12月3日(月)です。
これは迷信だと言って信じていない人も多いですが、
何か事を起こす時は、一つの知識として知っておくのが良いのかもしれませんね。